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Unityで開発されたApple TVゲームがリリース!

2015年10月30日 カテゴリ: コミュニティ | 5 分 で読めます
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Apple TVがローンチすると同時に、Apple TV向けにさっそくUnityで開発されたすごいゲームがリリースされ始めていますので、いくつかをブログで紹介いたします(やったね!)。これらのデベロッパーの方々はtvOSのオンデマンドリソース機能、新しいSiri Rimote対応などの素晴らしい機能をUnityがサポートするにあたって沢山の有益なフィードバックを下さるなど、密接に関わって下さった方々です。ありがとうございました!

こちらに、素晴らしいゲームを開発されたUnity開発者の中からいくつかをピックアップさせていただきました。

  1. Breakneck
  2. Crossy Road
  3. Bruce Lee: Enter the Game – Unchained Edition 
  4. TanooJump
  5. Beneath the Lighthouse
  6. Spin Sports
  7. Alto’s Adventure
  8. Couch Heroes Vs The Dungeon
  9. Evel Knievel
  10. Tiny TrackZ
  11. まだあります… 
  12. まだまだあります…ので、続きは madewith.unity.com をご覧下さい:)

開発者の方々は次の大きなゲームプラットフォームとしてApple TVに非常に強い関心を寄せています。A8チップが提供する高精細なグラフィックスとパフォーマンスがありながらも、多くのユーザーにリーチ出来る安定のAppleのAppストアを利用出来ることは、大きなスクリーンで映えるグラフィックに凝ったゲームにはとてもいい環境でしょう。

何名かの開発者は、大きなタッチサーフェイスをもつSiri Remoteが素晴らしく、TVスクリーンでの彼らのゲームの体験が今までのコンソール的なものでのTV体験にくらべて断然いい感じに遊べるようになったと話していました。MFIゲームコントローラーを追加したり(AppleのキーノートでCrossy Roadの開発者が見せていたように)既存のiOSデバイスとの接続をサポートするなどアタマのいいことをすれば、今までのAppleデバイスでは出来なかったリッチなマルチプレイヤーゲームの体験を作ることも出来ます。

iOS向けゲームを遊ぶ多くの人々がtvOSプラットフォームをヤキモキしながら待っていて、Appleがリリースすると同時に飛び込もうと待機していました。私たちUnityは彼らのためだけでなく、ゼロからゲームを作っている開発者のためにも努力してきました。

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Beneath the Lighthouse

こちらにUnityでApple TV向けにゲームを開発している開発者の方々からいただいたアドバイスをまとめました:

  • Siri Remoteにまずは徹底的に慣れて、自分のゲームでこれをうまく使えるゲームデザインをしましょう。トラックパッドではクリックだけでなく、タップも出来ることを忘れずに! ;)
    (Strange Flavour Ltd. - Tiny TrackZ)
  • タッチサーフェイスをタッチスクリーンの完全な代替だと思うのを辞めましょう。タッチサーフェイスはもっと全然小さいし、タッチするものが見えないので感じ方も違います。 (Nitrome - Beneath the Lighthouse)
  • 現在Apple TV向けにはAdsの機能がないので、その前提で収益化の作戦を考えておきましょう。 (Nitrome - Beneath the Lighthouse)
  • アプリサイズの問題には早期に取り組んでおくことをお勧めします。(アセット、サウンド、パッケージ) Appleの200MB制限によって、小さいプロジェクトでもこれはかなり早く問題になります。オンデマンドリソース機能はステキですが、使いこなすにはちょっとした慣れと時間が必要です。 (Polar Beard -  TanooJump)
  • コントロールをテストして、コントロールをテストして、それから他の人や友達を呼んでコントロールをテストしましょう。考えているコントロールがあるなら可能な限り早く試しましょう。Siri Remoteはゲームをコントロールする新しい方法で面白い可能性を広げてくれますが、同時に熟考を要する新しい問題ももたらすからです。 (Polar Beard -  TanooJump)
  • やっちゃいなよ!Apple TVで自分のゲームが面白くなると思うなら、迷ってる場合じゃないぜ!Unityのサポートは素晴らしくて、新しいプラットフォームにとてもスムーズに入ることが出来るよ。コミュニティも心強いぜ!みんなすっごい助けてくれるし、新しいインスピレーションも貰える。どんな問題だってすぐに乗り越えられるさ! (Mass Creation - Corridor Z)
  • 何か開発に取りかかる前に、一回Unityのアセットストアをちゃんと覗いてみることをオススメします。ユーザーインターフェイス用のキットとか、プレイヤーコントロールのマッピングツールとか、AIのシステムとか、プロジェクトに追加するだけで役に立つライブラリーが色々あるので、ゲームを作ることによりフォーカス出来るようになりますよ。(Hibernum Creations - Bruce Lee: Enter the Game - Unchained Edition)
  • Unityのアセットバンドルを上手く使う方法を考えましょう。アセットバンドルを使うのは作法としていいだけでなく、Appleのオンデマンドリソース機能を使いやすくしてくれるので、Apple TVでの開発を断然楽にしてくれます。 (Hibernum Creations -  Bruce Lee: Enter the Game – Unchained Edition)
  • iOSとtvOSの違いに気を付けましょう。iOSで動作する全てのプラグインや機能がtvOSでも動くとは思うと、思わぬ罠にハマることになりますし、タッチスクリーン時代はうまく行っていた入力手段がタッチサーフェイスではうまく行かないこともあります。Unityでとりあえず動くものを作れるようになる初動の素早さで稼いだ時間を、新しいApple TV用にユーザーインタラクションやメニューなどのUIフォーカスモデルを改善することに当てましょう。Appleのアプリを分析して彼らがどのように変更したかを見て、それをテンプレートとして使うといいです。 (Touchfactor - TouchFish)
  • iOSからtvOSにゲームを移植するときには、UIの構造について考えて、ちゃんとナビゲーションできるようにしておきましょう。 Appleのヒューマン・インターフェイス・ガイドラインをちゃんと守るのも大事です。オンデマンドリソースが必要だと思ったら、早期にそれに対する対応を入れるようにしましょう。(PikPok - Breakneck)

こちらがUnityがすでにリリースした・あるいは今後リリース予定のApple TVサポートの機能リストです:

  1. Siri RemoteがUnityのjoystick APIから利用可能
  2. 5.2.1でアセットバンドルを使ったオンデマンドリソース機能をサポート
  3. 独立したビルドターゲットとして、tvOSプラットフォームへのビルドをサポート
  4. Layered Images と tvOS Top Shelf のサポート
  5. Unity UI機能を改善し、TVコントローラースタイルのナビゲーションをサポート
  6. Bitcodeのサポート

Unity for Apple TVは11月後半にはパブリックテスト版として一般に利用可能になります。もしUnity Proをお持ちでそれよりも前に利用したいという方は、アルファテストグループへの参加が可能ですので、我々のサポートチームまでお問い合わせ下さい。

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Breakneck
2015年10月30日 カテゴリ: コミュニティ | 5 分 で読めます

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