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新しいインプットシステム、一緒に開発しませんか?

2016年4月12日 カテゴリ: Engine & platform | 3 分 で読めます
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2020 年 8 月更新:Input System は Unity 2019 LTS 以降で検証済みのパッケージとなりました。最新情報はこちらのページでご確認ください。

2017 年 12 月 12 日更新:入力システムに関する計画に大きな変更がありました。詳細は Unity フォーラムの投稿をご覧ください。

インプットシステムの開発チームは、ただいま新しいインプットシステムのデザインと実装を進めています。私たちはそこそこ良く進捗していますが、まだまだ長い道のりがあることも分かっています。そこで、みなさんにも開発に参加して欲しいと思っています。

私たちはプレイヤーからの入力を処理する方法について、みなさんにお披露目したくなるような新しい基盤を作りました。今後も開発とデザインを続けていくにあたって、みなさんからのフィードバックが頂きたいのです。

開発プロセス

新しいインプットシステムは2つの部分で構成されます。低レベル層はUnityのC++コアで、高レベル層はマネージドコード(C#)で実装され、UIシステムなどと同じようにオープンソースで提供されます。

私たちの新しいインプットシステムの開発プロセスは高レベル層のシステムの大部分を設計・実装することから始まります。まず、現在すでにUnityに存在するインプットシステムを下敷きにします。このインプットシステムはいわば「プロトタイプ」で、実際に私たちはそう呼んでいます。後に低レベル層が熟れてきたら、高レベル層の設計と実装をそれに合わせて変更していきます。

これは、現在の高レベル層(プロトタイプ)には新しいローレベルコアに依存する特定の機能がまだ存在しないということを意味します。たとえばゲームの実行中に入力デバイスの抜き差しを効率的に検知・登録処理する機構などです。しかし、多くの機能はすでに使用したりテストしたりすることができるので、まずみなさんからこの部分についてのフィードバックが欲しいと考えています。

開発に参加するには

開発に参加される方は、以下のステップを行って頂くのがよいと思います:

  1. 新しいインプットシステムの設計を学ぶ
  2. 新しいインプットシステムを実際に使ってみる
  3. 使用した体験を私たちにフィードバックする

新しいインプットシステムの設計を学ぶ

幾千通りもの異なるユースケースで上手く動作する入力システムの設計は、ビックリするほどの難題です。私たちがこれをどのようにデザインして解決したかを学ぶためのリソースをいくつか用意しましたので、そちらからはじめていただくのがよいかと思います。

まず、このビデオでプレイヤー管理のアクションマップの設計について網羅しました。これは新しい設計のよい入門になるはずです。

このコンテンツはサードパーティのプロバイダーによってホストされており、Targeting Cookiesを使用することに同意しない限り動画の視聴が許可されません。これらのプロバイダーの動画の視聴を希望する場合は、Targeting Cookiesのクッキーの設定をオンにしてください。

さらに新しい設計についての多くの情報が掲載されているサイトを用意しました。こちらにはクイックスタートガイドもついています。

詳細は Experimental New Input System サイトをご覧下さい。

新しいインプットシステムを実際に使ってみる

新しいインプットシステムのプロトタイプが含まれるデモプロジェクトのプロジェクトフォルダーも用意しています。これは通常のUnity 5.3で動作します。特殊なビルドは必要ありません。

デモプロジェクトは Experimental New Input System サイトからダウンロード可能です。

新しいインプットシステムのプロトタイプは他のプロジェクトでもテストすることができます。 Assets/input-prototype 以下のファイルを使いたいプロジェクトにコピーすればOKです。(あなたのプロジェクトのバックアップをとっておく事をお忘れなく!)

使用した体験を私たちにフィードバックする

新しい設計についてどう思いましたか?あなたのプロジェクトではうまく動作しました?それともダメでした?なにか明瞭でないとか、混乱するようなことがありましたか?現在わたしたちはシステムの設計にについての議論を深めたいと考えています。この開発ステージでは、バグレポートなどはまだあまり重要ではありません。

新しいインプットシステムのフォーラムにて、ディスカッションにぜひ参加して下さい。

あなたと一緒に働けることを楽しみにしています!

2016年4月12日 カテゴリ: Engine & platform | 3 分 で読めます

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