モバイルゲームをGoogle CastでTVゲームに

Google Cast リモートディスプレイを使うと、２スクリーンのアプリケーションをやゲームを作ることができます。一つの画面はTVにCastを通じて、もうひとつはスマートフォンやタブレットのスクリーンを使います。プラグインはiOS・Android両方のアプリ対応で、最小限のコードの修正でCastに対応できる簡単なAPIを提供します。

Google Castをゲームで有効にするには、まずUnity向けのRemote DisplayプラグインをAsset Storeからダウンロードしましょう。ダウンロードが完了したら、Remote Display パッケージをインポートして CastRemoteDisplayManager Prefabをシーンに追加します。次に、ローカル用とリモートディスプレイ用のカメラを準備して、CastRemoteDisplayManager で設定します。

Google Castデバイスを選択するためのCastボタンをUIに表示するには、シーンに CastDefaultUI Prefabを追加します。さあ、アプリをビルドして実行する準備が整いました！Castデバイスに接続したら、リモートカメラのビューがTVに表示されます。

Remote Displayプラグインの使用に関する詳細なガイドは、こちらのデベロッパードキュメントをチェックしましょう。

Google Castをもっとも活用するには、自分のゲームを複数のスクリーンに対応した体験に設計する必要があります。モバイルデバイスのセンサーを使えば、デバイスをコントローラーの代わりとして利用できるでしょう。たとえばプレイヤーのデバイスをゲームパッドの代わりにしてTV画面でアクションを行うようなゲームも作れます。

ただし、大事なのはプレイヤーが遊ぶのに疲れてしまうような、たとえばデバイスとスクリーンの両方を交互に見させ続けるようなデザインは避けたほうがよいということです。Google Cast用のゲームをデザインするときのベストプラクティスとアイディアを知りたければGoogle CastのUXチームが提供するUXガイドラインを読むのが近道です。もしくは、Asset StoreにあるGoogle Castのサンプルゲームを確認するのもよいでしょう。

より詳しい情報は、こちら のビデオをご覧ください。

Chromecast デバイスは2000万台以上販売されており、さらにGoogle Cast機能がもともと有効になっているスマートTVも数多く存在しています。つまり、ここには大きなチャンスがあるのです。Google Cast チームの皆さん、Unityの開発者がモバイルゲームを気軽にTVに対応できるようにしてくれてありがとう！