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IBM と Unity が提携、IBM Watson Unity SDK で開発者に AI のパワーをもたらす

2018年2月20日 カテゴリ: ニュース | 5 分 で読めます
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IBM と Unity は、Unity Asset Store で IBM Watson Unity SDK を公開し、Unity アプリケーションに Watson クラウドサービスが提供する画像認識、音声認識、言語分類などの機能を簡単に組み込めるようにしました。IBM Watson Unity SDK によって、開発者は一連のクラウドベースのサービスを通し最新の AI 技術を簡単に利用できます。

IBM と Unity の提携が Unity コミュニティに AI のパワーをもたらす

IBM との提携と、Unity Asset Store での IBM Watson Unity SDK の提供開始を発表でき、たいへん嬉しく思います。この SDK はこの類のアセットとしては初めて、スケーラブルな AI サービスを Unity にもたらし、開発者が Watson サービスを Unity アプリケーションに簡単に統合できるようにしました。世界中の何百万人もの Unity 開発者が、Unity 環境内で Watson の強力なクラウドベースの AI サービスに直接アクセスできるようになったのです。

エンタープライズ AR と VR の未来を創造

銀河のような仮想環境や現実のような環境でアクティビティが起こるジオロケーション環境にプレイヤーを没入させるために、AR と VR はゲーム業界で継続的に利用されていますが、これらのコンセプトをビジネスのユースケースにも応用しようという動きが始まっています。VR を使用すると、企業は安全上のリスクなしに仮想環境で作業方法を教える社員のトレーニングプログラムを導入できます。AR では、配管工が実際に虫眼鏡でパイプを見て外観で状態を判断するのではなく、AR 技術でいつどの箇所を修理する必要があるかを知ることができます。

AR/VR の技術が成熟するにつれて、マーケティング、設計、エンジニアリング、製造、分析における革新的なアプリケーションに関してエンタープライズ市場からの関心が高まっています。Unity はコンシューマー向け AR/VR の市場リーダーですが、それだけでなく、エンタープライズ AR/VR の市場リーダーとしても急速に存在感を増しています。

IBM Immersive Insights で、データに生命を吹き込む

AI の深い専門知識やノウハウで、IBM はクライアントと一緒に、Immersive Insights デモ のような、AR と VR の応用を積極的に探求しています。このデモはエンタープライズアプリケーションにおいて AR/VR が秘める非常に大きな可能性を示唆しています。Unity と IBM は共に協力し、企業の従業員やエンドユーザーの個人的かつ専門的な経験の領域に、専門知識と AI 機能を直接もたらすアプリケーションを実現することにより、このエンタープライズ市場の発展を促進する計画です。

このパートナーシップは、これからも IBM と Unity がエンタープライズ開発者による開発の旅を加速し、パワフルで新しい AR および VR アプリケーションを作るために必要なツールとリソースを提供していくことを約束しています。 Unity は開かれた開発者コミュニティイベントである INDEX カンファレンスの公式プラチナスポンサーです。Unity は IBM と協力して強力な AI 主導のクラウドサービスを Unity コミュニティに提供し、インタラクティビティの新しい裾野を広げていくことを大変楽しみにしています。 この旅の第一歩は、IBM Watson Unity SDK から始まります。

IBM Watson Unity SDK

Asset Store で入手可能になった IBM Watson Unity SDK で、Unity 開発者はゲームやプロジェクトが音声を理解したり、ユーザーと会話したり、自然言語でユーザーの意図を理解するように設定できます。

SDK の重要な機能の 1 つは、強力な音声認識機能です。音声サービスでは、開発者は Unity プロジェクト内で直接、高精度の音声認識を提供するリアルタイム音声認識機能を利用できます。プレイヤーの音声は、ゲーム内のイベントを発生させるために認識され使用されます。IBM Watson Unity SDK には、強力な言語変換および言語分類機能もあります。これらの働きにより、言語分類と音声認識の両方がシームレスに連携し、Unity のゲームで音声駆動のインタラクティビティを提供します。

IBM が Ubisoft と提携した例をご覧ください。これは、Star Trek Bridge Crew のプレイヤーに、IBM Watson Unity SDK を使用して声だけで NPC(ノンプレイヤーキャラクター)に命令する機能を提供した例です。

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AI 駆動の画像認識に興味がある開発者には、Watson の Vision API が、Unity プロジェクト内でリアルタイムの画像認識を統合する機能を提供します。IBM がスポンサーをしたハッカソンで、開発者チームが IBM Watson Unity SDK を利用して、Watson and Waffles を作成する様子をご覧ください。Watson and Waffles は VR アドベンチャーゲームで、このゲームではプレイヤーが Vive コントローラーを使ってゲームオブジェクトを描画します。Watson は、Vision API を使用して描かれた絵を認識し、プレイヤーが使用する 3D オブジェクトを生成します。

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参考資料

IBM Watson Unity SDK を始める際に役立つ資料を紹介します。

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