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Spotlight チームのベストプラクティス ― ライティングパイプラインのセットアップ

2018年8月28日 カテゴリ: Engine & platform | 2 分 で読めます
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Unity では、数種のレンダーパイプライン、2 種類のグローバルイルミネーションシステム、4 種類のライティングモード、3 種類のライトモード、3 種類のシャドウマスクモードなど、多様な選択肢を提供しています。このように柔軟性が高いことから、ハイエンド PC や据え置き機、モバイル端末、XR デバイスなど、様々なプラットフォームに向けてプロジェクトの作成が可能となっています。しかし、例えば Unity を使い始めたばかりの方や、レンダリングに関する専門用語に馴染みのない方、機能のごく限られたレンダラーにしか馴染みのない方は、Unity の提供する選択肢の膨大さに圧倒されてしまうかもしれません。

数か月前 の 2018 年 5 月、私は、イギリスを拠点とする欧州の Spotlight チームに加わりました。私達の使命は、野心あふれるデベロッパーに対して密なサポートを行い、Unity の限界を押し上げることです。また、クリエイターが Unity を最大限に活用できるようにサポートすることも私の役目のひとつです。私が以前ゲームのライティングアーティストとして働いていた時には、レンダーパイプラインを極度に最適化したゲームエンジンを主に扱っていました。ですから、慣れないうちは、Unity で提供される数多くのライティング機能やその順序関係の複雑さに辟易してしまいかねないことを十分承知しています。そこで、このような状況を緩和するためにベストプラクティスガイドの新項目『Setting up the lighting pipeline in Unity(Unity でライティングパイプラインを設定する)』を新しく作成しました。

ガイド内にはいくつかの図表と、仕様を決定するためのフローチャートを含めました。ライティングパイプライン全体を大局的に示した図は、プロジェクトに最も適したレンダーパイプラインとライティングのグローバル設定を決定する上で役立つようになっています。この図を以下に抜き出して掲載しましたのでご覧ください。Unity でライティングを作成するに当たっての選択肢をステップごとに一覧にし、ライティングパイプライン全体を俯瞰できるようになっています。

このガイドは、基本的に最初の主要な 4 ステップ(レンダーパイプラインの選択からライトの追加まで)に焦点を合わせて解説しています。また後半ではいくつかの実際のプロジェクト例(モバイルストラテジーゲーム、AAA のコリドーシューター、バトルロイヤル)もご紹介しています。これらのプロジェクトのケースにおける最適設定や推奨事項を参考にすることで、皆様のプロジェクトが良いスタートを切れることを願っています。

このガイドをお読みになれば、Unity で使用可能なレンダーパイプライン各種の違いや、そのライティング設定について、きっと十分に把握していただけると思います。ぜひご利用ください!

2018年8月28日 カテゴリ: Engine & platform | 2 分 で読めます

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