8 月にはじめて開催された、Unity の自動車産業向けウェビナーで、PiXYZ が提供する業界最高水準の CAD インポートソリューションと、Unity のリアルタイムレンダリングプラットフォームを組み合わせることで、素晴らしいアイデアや製品を簡単に実現できることを参加者の皆様にお伝えしました。このウェビナーは、Unity の Ed Martin と Adam Myhill、そしてパートナーである PiXYZ の Axel Jacque 氏をはじめとする、業界のエキスパートたちが講師を務めました。
本記事はこのウェビナーの内容の要約です。このウェビナーでお伝えした主な内容は以下の通りです。
このウェビナーでは細部にわたる実演も行っています。録画をオンデマンドでご視聴いただけます。ウェビナーでご案内した PiXYZ トライアルの延長をご希望の方はこちらからご連絡ください。
ウェビナーはまず Ed のプレゼンテーションから始まりました。彼は、デザイン、エンジニアリング、マーケティングなどの分野に携わる人々のニーズとして「CAD データからの 3D 体験の作成」があることを紹介しました。例えばハイエンドなビジュアルや、VR トレーニングアプリ、あるいはスマートフォン向けの AR アプリを作成したいとしましょう。ユースケースに関わらず、直面する課題は同じ「リアルタイム向けの CAD データをどう準備するか」ということになります。ウェビナーではこの問題を PiXYZ と Unity によってどのように解決できるか、実際の例を挙げてご紹介しています。
続いて Ed は、自動車産業に変化をもたらしている以下の 4 つの大きな要素の動向によって Unity へのニーズが高まっていることをお話しました。
これらの 4 つの要素が組み合わさって、市場における競争の性質を変化させています。私たちは、問題を解決して自動車産業におけるユーザーの皆様がより高い競争力を持てるようにすることで、他のすべての業界の皆様にとってもより高い競争力を得るための力になれると考えています。
続いて Ed は、顧客が特に没入感のあるインタラクティブ体験のデザインと構築を必要としている分野として、Unity が注力している主な分野を 5 つ挙げました。
続いて Axel が、PiXYZ Studio を使って Unity 用 にCAD データを準備する実演を行いました。強力なデータ準備のための強力なアルゴリズムが幅広く利用可能で、かつ、その利用も簡単です。バージョン 2018.2 では PiXYZ Studio に Python スクリプト編集機能が追加され、データ準備に必要なプロセスも自動化できるようになりました。これに関連するその他の PiXYZ 製品には PiXYZ Plugin for Unity などがあります。これを使用するとエディター上で簡単にインポートを行えるだけでなく、Windows ランタイム内への CAD データのインポートも可能になります。非 Windows ランタイムを更新する必要がある場合は、PiXYZ Connect を使ってアセットバンドルを作成すれば、すべてのプラットフォームでランタイム内に直接インポートできます。
次に Ed が、120 種類以上の高品質で写実的なマテリアルで構成される、新しい Automotive Material Library (Beta 1.5) をご紹介しました。プラスチック、レザー、ガラス、カーペイントなど、自動車の完全なビジュアライゼーションの準備に必要なすべてが揃っています。Ed が、これらのマテリアルを Lexus LC 500 に手動で割り当てる実演を行いました。Lit シェーダーと Stack Lit シェーダーの場合、Inspector ウィンドウでマテリアルを編集・調整できます。これは、バージョン 2018.3 の公開とともにアセットストアから無料で入手可能となります。
最後に Adam が Lexus のトレーラーを例に、ツールを使ってどのような素晴らしいクリエイティブな作業が可能かをご紹介しました。Adam は Lexus LC 500 をフィーチャーした車の宣伝映像をわずか 1 週間足らずで制作した小さなチームの一員です。チームはアセットストアのパッケージを利用してコンテンツを作成し、すべてのシネマティクスとライティングを数日間で作り上げました。Adam は、Timeline を使用して、ショットのシーケンシングや、ライティング・色・視覚的配置の調整を、すべてリアルタイムでレンダーしながら行う方法を実演しました。
最後に下記の要点を振り返って、ウェビナーは締めくくられました。
今後は以下のイベントが予定されていますので、お見逃しなく。
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