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Unity と Autodesk の提携 ― ワークフローの効率化で没入型の体験を強化する

2018年11月13日 カテゴリ: ニュース | 4 分 で読めます
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Unity と Autodesk の製品を使用してリアルタイム 3D 体験を制作されている皆様に朗報です。Unity は Autodesk との連携を一段階推し進めて、より高度な相互運用性を実現するに至りました。Unity と Autodesk 製品(Revit、VRED、Shotgun、3ds Max、あるいは Maya 製品)を併用されている方は、ぜひこの先を読み進めてください。

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Unity は、ゲーム・映画・自動車・AEC(建築設計・エンジニアリング・建設)など業界の別に関わらず、すべての皆様のために、多くの Autodesk 形式との直接的な連携を実現すべく取り組みを進めています。デザイナーやエンジニア、クリエイティブ職や建設に携わる皆様にとって、CAD データや BIM データの Unity への大量インポート、環境のビジュアライゼーション、インタラクティブなバーチャル体験の構築、あるいは全部署をつなぐリアルタイムな共同作業環境の構築が、今まで以上に簡単に行えるようになります。私達の目標は、すべてのユーザー間でデザイン上の摩擦を無くすことによって、皆様のコストの節約、効率性の向上、より快適なコラボレーションを可能にすることです。

私たちが Autodesk との提携を 2017 年 10 月に発表した時、Unity は、Autodesk FBX SDK のソースコードアクセス搭載を搭載し、アセット共有やゲーム内イテレーションのプロセスを効率化した初のリアルタイム 3D 開発プラットフォームとなりました。これは、Autodesk Maya および 3ds Max を使うアーティストにとって、コンテンツをより簡単に Unity に取り込み、より迅速にイテレーションできることを意味ていました。Unity と Autodesk DCC ラウンドトリップに関する詳細は こちらをご覧ください。

スムーズな BIM データインポートでインタラクティブな AEC モデルを構築する

Revit および 3ds Max のモデルが簡単に Unity インポート可能になることで、ワークフローが効率化され、インタラクティブな没入型 3D コンテンツの市場公開にかかる時間が、VR、AR、モバイルを含む 25 種類以上のプラットフォームで短縮化されます。

従来は、Revit で作成したモデルとそのすべての BIM データの Unity へのインポートは、困難で時間のかかる作業でした。多くの場合、ユーザーは Revit で作成したモデルを複数のプラグインを使用して Unity にインポートしていました。インポート後は Revit データの一部(BIM やマテリアルなど)が失われ、これが余計な作業を発生させていました。

今回の提携で Revit データの Unity へのスムーズな取り込みが可能となり、AEC デベロッパーは、プロジェクトのどの段階でも、オフィスのインタラクティブなウォークスルーや実際の建設現場の AR モデルなどの VR ビジュアライゼーション体験を、従来より遥かに簡単に構築できるようになります。

Unity と Autodesk 3ds Max で作成された Unity ロンドンオフィスの建築デザイン
BIM データの Unity へのインポート

この提携が AEC 業界のユーザーにもたらす利点については、こちらをご覧ください。

自動車産業のワークフローが加速する

今回の提携によってワークフローが改善され、自動車産業のデザイナーとエンジニアは、忠実度の高い VRED データ(環境、ライティング、マテリアル、アニメーションなど)を Unity に直接インポートできるようになります。これにより、インタラクティブなリアルタイムアプリケーション(カーコンフィギュレーターやトレーニングアプリケーションなど)を迅速に開発して PC、VR、AR、モバイルなど、複数のプラットフォームで実行できるようになります。

従来、VRED で作成したモデルの変換は、1 つのバージョン毎に何時間もかかるものでした。通常複数のデザインバージョンを扱わなければならない自動車関連のプロジェクトにおいては、今回の提携によって大幅な時間短縮が実現されるでしょう。

Unity に取り込まれた後でも CAD モデルのデータと忠実性が維持されます。

VRED と Unity の連携に関する詳細はこちらをご覧ください。

Shotgun と Unity がメディアとエンターテインメントの生産性を向上させる

Shotgun、Maya、3ds Max と Unity の密接な統合により、アニメーションや映画の技術ディレクターは、統合された UI によるシームレスなワークフローが実現できます。アーティストは、アセットの場所や命名規則やファイル管理に神経をすり減らす代わりにクリエイティブな作業に集中できます。アニメーターやモデラーにとっては、シーケンスの流れの中でスムーズに作業を進め、ライティングやカメラの位置、アセット選択の変更に対するリアルタイムなフィードバックを得ることができます。

結果の分析データをトラッキングすることで、スーパーバイザーはアーティストマネージメントに関するより正確な評価を行え、生産性の向上に繋がります。開発チームは、業界トップクラスの採用実績を持つアセット管理ツール、Shotgun の使い慣れたインターフェースで、Alembic・USD・FBX などの各種のアセットを Unity 内で簡単に管理することができます。

Shotgun for Unity を使えば、アーティストはアセットやタスクやノートに即座にアクセスできます。

Shotgun と Unity の連携に関する詳細はこちらをご覧ください。

2019 年秋実現予定

Revit および VRED の相互運用、そして Shotgun の統合は、ともに今秋までに実現される予定です。

Unity と Autodesk の提携に関する詳細は こちらをご覧ください。

2018年11月13日 カテゴリ: ニュース | 4 分 で読めます

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