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リアルタイムデザインによる BIM データのビジュアライゼーション

2018年11月13日 カテゴリ: Industry | 4 分 で読めます
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2018 年 11 月 13 日、Unity は、さまざまな 3D デザイン業界のリーダーである Autodesk との大規模なコラボレーションについて発表しました。Unity では、Revit データを Unity に取り込めるようにするため、Autodesk との緊密な連携を進めています。これが実現すれば、世界最先端の建築情報モデラーのデータフローを、世界最先端のデザインビジュアライゼーションのソリューションにリアルタイムで取り込めるようになります。デザイン上の摩擦の解消とワークフローの合理化という究極の目標を達成できれば、コストを削減できるだけでなく、効率性が向上し、チーム間でのコラボレーションがさらに促進されます。

リアルタイム 3D の力をご自分の目でお確かめください

Unity は、デザインビジュアライゼーションの例として、今後公開予定の HD レンダーパイプライン(HDRP)機能により、信じられないほどリアルな Unity ロンドンオフィスのバーチャルウォークスルーを作成し、公開しています。このオフィスのデザインと構築は M Moser Associates、制作は VR 制作会社の Oneiros が手掛けました。よりよいデザインに迅速にたどり着けるということがよく分かる内容です。美しく、フォトリアリスティックなコンセプト映像を利用することで、クリエイターはデザインの承認プロセス全体を通じて、リアルタイムでテスト、設定、意思決定を行うことができます。非常に没入感のあるインタラクティブな 3D 環境は、見込み客にも顧客にも驚きを与え、その結果として成約率も上がります。

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データの損失や、数週間にわたる再モデリング作業をゼロに

Unity のデザインビジュアライゼーションの効果は、見た人を驚かせるだけではありません。Revit は、建築デザイン、構造工学、建設など、建物のデザイン業務分野において標準的に使用されているデザインツールです。しかし、Revit の 3D データや BIM データをインタラクティブなリアルタイム環境に移すことは困難でした。

今では、Unity のサードパーティーパートナーである PiXYZ のソリューションを使用するか、2019 年のネイティブサポートバージョンを使用することで、指先ひとつでデータを Unity に移動できます。このソリューションには、全 BIM データの移行、Unity でのスムーズな再生を実現する 3D ジオメトリの最適化、テクスチャーやマテリアルの UV の自動生成などの機能が含まれています。

優れたデザインで建築業務を改善

建築物の設計、建造、運営はいずれも複雑なものです。関係者の数がきわめて多く、しかもプロジェクトの参加者とその成果物を実際に利用する人々の間には大きなギャップがあります。このプロセスでは高度なコラボレーションが必須ですが、全員の考えを一致させることは非常に困難です。そして、問題が起これば損害が発生します。1 年あたり 4,500 億ドル相当の問題が発生しており、これが業界全体に影響を及ぼしています。これは非効率、つまり不適切なワークフローによって手戻りが発生したことに対する代償にほかなりません。

そこで役立つのが、インタラクティブなリアルタイム 3D です。役職やスキルレベルに関係なく、誰もが自分のデザインを、インタラクティブでコラボレーションが容易な環境にリアルタイムで移せるようになりました。たとえば、あらゆるイテレーションを、顧客が世界中のどこからでも XR などのテクノロジーで確認できるようにすることで、建設が予定どおりに進んでいることを分かりやすく示し、意思決定をスピードアップできます。誤りやデザインの問題を、現場に出す前に見つけることもできます。設計図を読めない人や、Revit のモデルを確認できない人でも、デザインを承認できるようになります。さらに、実際にその建築物を利用することになる人々も、土地の掘削やコンクリートの流し込みが始まる前から、完成後の環境を没入的な体験によって確認することができます。建物をまるごとインポートして、すべての重要な BIM データを指先ひとつで操作できる環境を想像してみてください。見たいものを何でも、好きな方法で、いつでも必要なときに、リアルタイムで表示できるのです。

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スタートガイド

BIM データのインポート、インタラクティブでリアルタイムな体験の作成、複数のプラットフォームへのパブリッシュにあたっては現在、AEC Bundle の PiXYZ ツールを使用する必要があります。Revit データを Unity に取り込むための完全版のソリューションは、2019 年の秋に提供予定です。

Revit と Unity の間で、ネイティブかつ直接的な相互運用が実現すれば、ワークフローがさらに高速でシームレスなものになります。今や、実際にビルが建造される前の VR による環境体験、物理的限界に拘束されることのないトレーニング、多様な関係者全体からデザインの承認を受けるためのコラボレーション、コンクリートを流し込む前のチーム間イテレーションなどが可能になっています。Unity を使って、新たな高みに到達しましょう。

ご意見やご要望がありましたら、下のコメントセクションからお寄せください。お客様からのフィードバックや貴重なご意見は、すべて詳細に検討しております。今すぐ使い始めるための詳しい方法については、Autodesk とのコラボレーションの詳細情報をご覧いただくか、Unity までお問いあわせください

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