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ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、東京国際フォーラムで12月4日から7日まで開催されるアジアにおけるコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関するカンファレンスと展示会「シーグラフアジア2018」に出展します。特に12月5日と7日のExhibitor Talksでは、Disney Television Animation社、Walt Disney Animation Studios社、Soba Productions社、Digital Monarch Media社のスタッフを招き、Unityを活用した世界最先端クラスのリアルタイムレンダリングによる映像制作の事例発表を行います。

なぜUnityで映像制作なのか?

ここ数年で映像分野でのUnityの利用事例は急速に広がってきました。その背景にはUnityのグラフィックス表現力の向上だけでなく、映像制作において既存のCGパイプラインの改善がさまざまな理由で求められてきたことが挙げられます。確認に長い時間を要するプリレンダリングの環境に対して、その場でプレビューしてクリエイターのアイディアを繰り返し試せるリアルタイムレンダリングエンジンの制作環境は、まさに映像制作者たちが望む形と言えるでしょう。

たとえば、従来はライティングを行うと処理時間がかかるため、プリビズ行程でライティングはしない事のほうが多いです。しかしこれではライトや影のアイディアをディレクターは想像でやるしかありませんでした。カメラワークの変更やカラーコレクションをした後のショット編集も、変更にかかるコストが増えていきます。従来の制作手法では、何かを進めるためには決める必要があり、決めた後に変更を加えることにはコストの問題が常に発生していました。

しかしUnityではそういう心配が減ります。Unityはリアルタイムでレンダリングするので、どのタイミングでもすぐプレビューすることができます。ライトでもカメラでもカラーコレクションでも、ストーリーテリングのコンテンツを作る際にアーティストやディレクターはいくらでも時間の許す限りアイディアを試せます。また、複数のアイディアをキープしながら制作を進めたり、カメラも複数設定しておいてカメラワークの可能性を残しておくこともできます。これは映像制作の世界では画期的なことです。

Unityは、制作現場から生まれるアイディアを諦めさせない、試すコストを限りなくゼロに近づけた世界にしたいと考えています。

Unityの映像制作ソリューションについてもっと知りたい場合は、こちらのページをご覧ください。

世界クラスの映像制作セッションを東京で

Unityは8月にバンクーバーで開催された「SIGGRAPH 2018」へ出展したほか、10月に開催したUnityの開発者カンファレンス「Unite Los Angeles 2018」の中では映像制作に関するセッションやワークショップを集めた「Unity Film and Animation Summit」を開催。様々なセッションを通じて、リアルタイムレンダリングエンジンの可能性を世界中の映像クリエイターたちにアピールしてまいりました。

日本で3年ぶりに行われる「シーグラフアジア2018」でも、Unityで映像作品を発表してきたパートナーとともに世界各国で発表・紹介してきたセッションの一部を、日本をはじめとしたアジアの映像クリエイターの皆さんにもお届けしたいと考えています。

特に、12月5日16:15からと12月7日11:00から行われるExhibitor Talkでは、日本国外の映像スタジオ・チームが来日し、Unityで生み出した映像作品について語るプロダクションセッションを行います。

12月5日16:15からのExhibitor Talkでは3作品の事例紹介を行います。

まず、様々なフィルムアワードで受賞・ノミネートを獲得しているショートアニメーション『Sonder』を制作したSoba Productionsからは、アニメーター&レイアウトのCody Lyon、クリエイティブマネージャー&リードアニメーターのYee Sum Hoi、Unityライティングパイプライン&ツールリードのGates Roberg-Clarkが登壇します。『Sonder』制作の意図や狙い、そしてリアルタイムレンダリングによるワークフローを採用した美麗な短編映像を紹介します。ちなみに本作品で用いられている、全編3Dモデルによるアセット利用にも関わらず2Dアニメ風のスタイルは社内開発によるシェーダーで実現しているそうです。

次に、8月のSIGGRAPHバンクーバーで初披露となり注目を集めた、VRヘッドマウントディスプレイで視聴する360度アニメーションのVR短編映画『Cycles』を制作したWalt Disney Animation Studiosより、ディレクターのJeff GipsonとVR技術リードのJose Gomezが登壇します。本作品について、ディレクターのJeffは制作当初から家族を育む本当の意味や、家の中で繰り広げられる家族たちの人生模様を作品のコアとして考えていそうです。セッションでもこのようなストーリーテリングをどう実現したか、制作の舞台裏をディレクターたち自身が語ります。

そして、Disney Television AnimationのディレクターGino GuzzardoとUnity TechnologiesのアシスタントディレクターのMark Drosteが、今年9月に公開されたショートアニメーション『Baymax Dreams』の制作手法について、短編アニメーションにおけるリアルタイムレンダリングエンジンによる映像制作ワークフローの利点とベストプラクティスを発表します。

12月7日11:00から行われるExhibitor Talkではまず、Unity Technologiesのデモチームに所属するアニメーションディレクターのKrasimir Nechevskiが『ADAM』や『Book of the Dead』を題材に、映像制作におけるアニメーション、シミュレーション、パイプライン、カメラ、そしてUnityエディタ内での編集方法をどのようにチーム制作で取り入れるかにフォーカスして紹介します。『ADAM』と『Book of the Dead』はそれぞれAsset Storeにてデモプロジェクトが公開されているので、このセッションでの内容をあとから試すことも可能です。さらに、デモチームが現在取り掛かっている未発表作品を今回初めて(少しだけ)お披露目します。

さらに、今年10月からUnity Technologiesの傘下に加わったDigital Monarch MediaからHead of Film DevelopmentのHabib Zargarpourが登壇します。同社がハリウッド映画『レディ・プレイヤー1』『ブレードランナー2049』のプリビズで用いたバーチャルカメラによる映画撮影技法 – Virtual Cinematographyについて紹介します。ハリウッド映画でのUnityの利用事例をじっくりご覧ください。

このほかにも、『Book of the Dead』と『Sonder』はComputer Animation Festivalのノミネート作品として出展上映いたします。また、ホールE地下2FのUnityブースではミニセッションやデモ展示、ノベルティグッズや軽食・ドリンク配布(数量限定)の配布を行います。

詳しくは以下の出展内容をご覧ください。みなさんのお越しをお待ちしております!

出展内容

Exhibitor Talks

「Unity Exhibitor Talk Part1」
日時:2018年12月5日(水) 16:15〜17:45
場所:東京国際フォーラム ガラス棟会議室4F G409
内容:※本セッションは三部構成です
第一部「SONDER : リアルタイムアニメーションの作り方」
スピーカー:Cody Lyon (Soba Productions, Animator & Layout)、Yee Sum Hoi (Soba Productions, Creative Manager & Lead Animator)、Gates Roberg-Clark (Soba Productions, Unity Lighting Pipeline & Tools Lead)
第二部「メイキングオブ Cycles」
スピーカー:Jeff Gipson (Walt Disney Animation Studios, Director of Cycles)、Jose Luis Gomez Diaz, (Walt Disney Animation Studios, VR Tech Lead of Cycles)
第三部「”Baymax Dreams” : 短編アニメーションにおけるリアルタイム演出手法」
スピーカー:Gino Guzzardo (Disney Television Animation, Director, Multi-Platform Content)、Mark Droste (Unity Technologies, Assistant Director of Baymax Dreams)

「Unity Exhibitor Talk Part2」
日時:2018年12月7日(金) 11:00〜12:30
場所:東京国際フォーラム ガラス棟会議室4F G409
内容:※本セッションは二部構成です
第一部「Unityでのハイエンド映像作品の制作事例 : リアルタイムレンダリング制作の経験談」
スピーカー:Krasimir Nechevski (Unity Technologies, Animation Director, Demo Team)
第二部「ハリウッド映画『レディ・プレイヤー1』『ブレードランナー2049』で用いたバーチャルカメラによる映画撮影技法 – Virtual Cinematography」
スピーカー:Habib Zargarpour (Digital Monarch Media a division of Unity Technologies, Head of Film Development)

Computer Animation Festival

『Book of the Dead』
日時:2018年12月5日(水) 17:00~19:00
   2018年12月6日(木) 18:15~20:15
   2018年12月7日(金) 13:00~15:00
場所:Electronic Theater(東京国際フォーラム ホールC)

『Sonder』
日時:2018年12月4日(火)~7日(金) 9:00~18:00
場所:Animation Theater(東京国際フォーラム ガラス棟会議室4F G407)

Technical Papers

セッション名:IM–Material
論文名:An Adaptive Parameterization for Efficient Material Acquisition and Rendering
スピーカー(著者):Jonathan Dupuy (Unity Technologies)、Wenzel Jakob (EPFL)
日時:2018年12月6日(木) 16:15~18:00
場所:東京国際フォーラム ホールB5(2) Bブロック

ブース出展

ミニセッション

場所:東京国際フォーラム ホールE地下2F Eブロック
ブースNo.:I-8

スケジュール:
12月5日(水)
13:00〜14:00「Unity Film Road Map」
スピーカー:Mathieu Muller (Unity Technologies, Product Manager Film&TV)
15:00〜15:30「Visual Effect Graphでコンテンツに凄いエフェクトを!」
スピーカー:山村達彦 (ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン エバンジェリスト)

12月6日(木)
13:00〜14:00「Creating a shot from Book of the Dead」
スピーカー:Krasimir Nechevski (Unity Technologies, Animation Director)
16:00〜16:30「Automotive Material Assignment and Rigging」
スピーカー:Alex Hughes (ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン ビジネスデベロップメントマネージャー – オートモーティブ)

12月7日(金)
13:00〜14:00「Showcasing 20 real examples of Japanese academic studies, Made with Unity 〜研究 × Unity 20連発!〜」
スピーカー:?瀨 洋平 (ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン プロダクト・エバンジェリスト)

※ブース内でのミニセッションに関する最新情報は、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンのTwitterアカウントおよびUnity Blogにて発信します。
Twitterアカウント https://twitter.com/unity_japan

デモ展示

Unity 2018の最新グラフィックス機能を利用したインタラクティブデモ『Book of the Dead』、iPhone Xのカメラを利用してUnityエディタ上で顔モーションキャプチャを実現した『Facial AR Remote』などを展示します。

グッズおよび軽食・ドリンク配布

Unityブースヘご来場の際に入場パスのQRコードをスキャンさせていただきますと、Unityリフレッシュグッズ(マウスウォッシュ&ミントタブレット)がもらえます。またブースでは軽食・ドリンク配布(数量限定)を行います。カンファレンス・展示視察のご休憩の場としてもUnityブースへお立ち寄りください。

SIGGRAPH Asia 2018 について

アジアにおけるコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する国際的なカンファレンス・展示会「SIGGRAPH Asia」は、毎年アジア圏の各都市を巡って開催されており、今年は東京国際フォーラムにて開催されます。日本での開催は、横浜(2009年)、神戸(2015年)に続き、今回の東京開催が3回目となります。ここで発表・展示される研究成果、科学、アート、アニメーション、ゲーム、インタラクティブ技術、教育、新技術の情報に刺激を求め、技術分野とクリエイティブ分野で活躍する世界中の業界関係者が数多く参加します。

カンファレンス:2018年12月4日(火)〜12月7日(金)
展示会:2018年12月5日(水)〜12月7日(金)
公式サイト: https://sa2018.siggraph.org/