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ARCore と Unity:2018 年の進捗と今後の展望

2018年12月11日 カテゴリ: テクノロジー | 3 分 で読めます
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Unity と Google は拡張現実(AR)の主流化に向けて全力で取り組んでいます。私達はこの目標に向かって今後も引き続き協力しながら前進を続けます。本記事では、ハンドヘルド型 AR の分野のおける今年の進捗を振り返るとともに、今後 12 か月間の計画をご紹介します。

2018 年を通して、Google と Unity は、Unity における ARCore 開発の可能性の拡張に取り組んで来ました。ARCore はほぼ毎月の更新によって機能セットが強化され、『Ghostbusters World』や『Jurassic World™ Alive』などの素晴らしいゲームの実現に貢献してきました。Unity は、AR 体験の制作をsに行いやすくする共通 API である AR Foundation フレームワークの公開に集中的に取り組みました。一部の機能強化については皆様もすでにお馴染みかと存じますが、ここで今一度 Unity における ARCore の進化を振り返ってみましょう。

  • 2018 年 2 月ARCore 1.0 がデベロッパープレビュー版でなくなりました。
  • 2018 年 3 月 ― ARCore 1.1 に Instant Preview が搭載されました。これを使用するとアプリケーションのテストを携帯デバイスでその場で行うことができます。また、このリリースでは、カラーコレクション情報の取得機能や、(独自のアルゴリズムの実行のために)カメラフレームから画像をキャプチャーする機能も追加されました。
  • 2018 年 5 月Unity 2018.1 のリリースでは各種改良とともに ARCore がフルサポートとなりました。同月中に ARCore 1.2 がリリースされ、Cloud Anchors を使用して AR 体験を共有することが可能となったと同時に、Augmented Images への対応が加わりました。
  • 2018 年 6 月 ― Unity は、ARCore にデフォルトで対応する AR Foundation を公開しました。ARCore 1.3 がカメラテクスチャーと画像の内部パラメーターへのアクセス機能を備えて公開されました。
  • 2018 年 8 月 ― ARCore 1.4 が公開されました。これにはパススルーカメラのオートフォーカス機能が搭載され、平面検出のスピードが向上し、さらに多くのデバイスへの対応が追加されました。
  • 2018 年 9 月ARCore 1.5 で点群の一意識別子が追加され、対応デバイス数が増加しました。
  • 2018 年 12 月 ― Unity 2018.3 では、AR Foundation がLWRP に対応し、カメラテクスチャー API に改良が加えられました。ARCore 1.6 リリースには各種改良が加えられ、Unity Multiplayer を使用した新しい Cloud Anchors サンプルが搭載されました。

今後の計画

今後 12 か月間で、Unity における ARCore 開発は引き続きエキサイティングで新しい進化を遂げます。具体的な機能や時期についての詳細は追っての発表になりますが、来年公開予定の機能の一部を以下にご紹介します。

AR Foundation

2018 年中に ARCore への対応および新機能が追加され、2019 年には Unity の AR Foundation が完全な形になります。このフレームワークはハンドヘルド型 AR 開発の枠を超え、装着型 AR 開発にも対応になります。これにより、業界やユースケースに関わらず、AR 開発がより行いやすくなります。今後 1 年間にわたって、この開発についての詳細を随時お伝えして参ります。

対応デバイスの拡大

ARCore を幅広く利用可能にすることが、ハンドヘルド型 AR プロジェクトをサポートする健全なエコシステムを維持する鍵となります。来年には Google がさらに多くのデバイスへの対応を追加し、すでに世界で 2 億 5 千万台存在する対応デバイスの数がさらに拡大されます。

コネクティッドゲーム体験

2018 年の ARCore の Cloud Anchors のリリース、そして Unity と Google Cloud との提携によるコネクティッドゲーム に関する発表からもお分かりの通り、私達は、コネクティッドゲーム体験を制作するクリエイターの皆様をサポートすることに全力を懸けています。Unity は 2019 年、モバイル向けの「コネクティッドゲーム」サービスの提供を開始します。これにはマッチメイキングやゲームのホスティング、その他数多くのサービスが含まれます。

ハンドヘルド型 AR 体験の開発を始めよう

ARCore 向け開発を行ったことのない方は、ぜひこの機会にお試しください。ARCore 向け開発を始めるに当たっては(そして、2019 年の新機能の公開に向けてスキルを整えるに当たっては)、以下の資料をお役立てください。ARCore 向けの体験コンテンツ開発に関する Unite LA での講演動画もご視聴いただけます。(※以下の資料はすべて英語でのご提供となります。)

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2018年12月11日 カテゴリ: テクノロジー | 3 分 で読めます

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