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拡張現実:世界をデータで彩る方法

2019年7月29日 カテゴリ: 製造業 | 4 分 で読めます
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最近出版された書籍『Convergence: How The World Will Be Painted With Data』では、拡張現実(AR)がさまざまなスマートフォンや職場にどれほど浸透しているのかについて、著者であり Forbes のコラムニストでもある Charlie Fink 氏が解説しています。本書の抜粋をご覧のうえ、Unity コミュニティだけのオファーをご確認ください。

Unity は、音楽広告からゲーム自動車まで、あらゆる分野で AR 体験の開発に取り組んでいるクリエイターの支援に全力を注いでいます。実際、VR/AR コンテンツの大部分(60%)で Unity が利用されています。

Charlie Fink 氏は XR の第一線で活動しており、XR の広がりに関する人気のコラムを Forbes で執筆しています。Charlie 氏は最近、40 人以上の寄稿者の協力を得て、AR に関する画期的な書籍を出版しました。Unity の AR/VR ブランドソリューションでグローバルヘッドを務める Tony Parisi も 1 章分寄稿しています。読者は、本書全体を通じて、Unity と Vuforia で作成されたさまざまな AR アニメーションキャラクターをアクティベートできます。Charlie 氏は、「AR 対応の AR に関する書籍なんて、メタすぎて耐えきれない」と述べています。

本書の中でアクティベートできる AR アニメーションの 1 つに、ゲーム『Dr. Grordbort's Invaders』のキャラクターがあります。

ありがたいことに、Charlie 氏が企業における XR のユースケースに関する章を抜粋、編集して提供してくださり、ここで公開できることになりました。また、この記事をご覧の皆さまだけのオファーも用意されています。以下でメールアドレスを入力すると、『Convergence』を 50% オフまたは e ブック版を 40% 以上オフかつ無料優先配送で購入できるクーポンコードが届きます。このコードは、本書の公式ウェブサイトでしか使用できないことにご注意ください。楽しくお読みください!

会社の XR 導入準備は OK?

以下の文は『Convergence』からの抜粋であり、MetaVRse で CEO を務める Alan Smithson 氏が執筆したものです。内容は、このブログ記事に合わせて編集されています。

2019 年末までに、市場に出荷された AR 対応スマートフォンと VR ヘッドセットの数はそれぞれ 20 億台と数百万台を超える見込みです。ウェブとソーシャルメディアは登場から成熟までそれぞれ 20 年、10 年かかりましたが、XR はそれらのテクノロジーツールと異なり、非常に短期間で成熟しています。3D コンピューティングの世界は、猛烈なスピードで傍流を脱し、メインストリームに至ろうとしています。

XR は進化するにつれ、あらゆる業界、あらゆる企業(製造、医療、エンジニアリング、軍事、エンターテインメント、小売り、広告など)に影響を及ぼすようになることが予想されます。VR、AR、および XR テクノロジーは、非常に高い ROI(投資収益率)をもたらします。AR を利用している従業員の作業速度が上がり、ミスが減ったと、複数の企業が報告しています。

実際の例をいくつかご紹介しましょう。

Daimler:救助活動の改善や路上での救命に AR を活用

『Convergence』に掲載の画像(RE'FLEKT 提供)

自動車事故では 1 秒 1 秒が重要です。2013 年 11 月、Daimler はスマートフォンとタブレット向けに「MB Assist」アプリをリリースしました。このアプリは、事故に巻き込まれた車両に関する緊急デジタル救助情報を救助隊員に提供するためのものです。救急サービスと初期対応者は、車両に貼られた QR ステッカーをスキャンすることで、危険性のある車内構成要素(燃料経路や高電圧の結合部)の位置をデジタル環境で確認できます。

アプリの導入成功から 2 年後、Daimler は構造情報のビジュアル表示を改善しました。AR を使用して、1990 年以降に製造した Daimler 車のすべての車内構成要素を、3D ビジュアライゼーションとして事故車両の上に投影するようにしたのです。詳しくは、RE'FLEKT のウェブサイトをご覧ください。同社は、独自の AR アプリを開発するためのサポートを Daimler などの企業に提供しています。

Boeing:AR でジェット機の配線ミスを削減

『Convergence』に掲載の画像(Boeing 提供)

Boeing でリサーチ&テクノロジーディレクターを務める Paul Davies 氏は、「配線が悩みの種」と言います。製造も検査も非常に複雑で、長時間を要するからです。ワシントン州エバレットにある Boeing の工場(KC-46 空中給油機と KC-767 輸送機を製造)では、HoloLens を導入して配線の速度と精度を向上し、数百万ドルのコスト削減を実現しています。企業向け AR ソフトウェアプラットフォームを提供している Upskill は、Boeing の従業員が HoloLens を活用し、配線図を製造物に投影して両手を自由にすることで、ジェット機配線時の作業効率を高め、ミスを減らす支援をしています。

以前は、航空機全体にワイヤーハーネスを取り付けるためのガイドの表示に、タブレットが使用されていました。Boeing ではほかにも、HoloLens の位置合わせ機能を、さまざまな部品の製造で使用される仮留めの検出、交換に役立てています。その結果、効率が上がり、航空機をより短時間で製造できるようになりました。

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『Convergence』を割引価格で手に入れよう

この『Convergence』の抜粋を公開してくださった Charlie 氏に感謝いたします。この記事前半のフォームに記入して、限定クーポンコードを忘れずに手に入れてください。

Unity を使うと、AR アプリケーションを一度作成したら、さまざまなハンドヘルド(ARKit と ARCore)およびヘッドウォーン(Microsoft HoloLens と Magic Leap)AR デバイスにそのアプリケーションを展開できます。AR 開発に興味をお持ちの場合は、iOS と Android デバイスの両方で動作する AR アプリケーションを素早く作成できる AR Foundation を使用することをお勧めします。詳細についてはこちらをご覧ください。サンプルプロジェクトは GitHub で提供しています。

上記で紹介したような、企業における XR のユースケースの詳細については、「自動車、輸送機器および製造」および「建築設計、エンジニアリングおよび建設業の方へ」のページを参照してください。Unity が提供する XR の詳細をご覧ください。

2019年7月29日 カテゴリ: 製造業 | 4 分 で読めます

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