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Unity と Oculus が提供する新しい無料のコースで VR スキルをレベルアップ

2019年11月13日 カテゴリ: ゲーム | 4 分 で読めます
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Unity では Oculus と協力して、中級レベルの無料のコース「Design, develop and deploy for VR(VR のデザイン、開発、デプロイ)」を開設しました。Unity と Oculus のエキスパートから、VR のベストプラクティスや独自のゲームのバーティカルスライスを構築してローンチする方法について学びます。

Unity は Oculus と協力して、バーチャルリアリティ(VR)ゲーム開発のあらゆる面を幅広く網羅する中級レベルのコースをローンチしました。VR 業界の継続的な成長と成熟に伴い、VR への切り替えに関する開発者からの質問は増えており、すでに VR に取り組んでいる開発者は、スキルのレベルアップを望んでいます。これを受けて Unity では、Oculus のエキスパートとチームを組み、この包括的な VR コース「Design, Develop, and Deploy for VR」を開発しました

20 時間を超えるハンズオンコースでは、プログラミング、VR のユーザー体験(UX)に関する考慮事項、最適化、ゲームのローンチ方法などについて学びます。Oculus と Unity の 12 人のエキスパートによる丁寧なレッスンを通して、脱出ゲームのバーティカルスライス(ゲームのレベル)を独自に構築する作業をサポートします。さらに、コースを完了した後は、制作したバーティカルスライスを提出して Oculus からフィードバックを受けることができます。

このコースでは主にゲームの制作について取り上げますが、その原理原則と学習内容は、実用的なビジネス用アプリケーションでも、アートやエンターテインメントとしての没入型の体験でも、ほぼすべての VR コンテンツに応用できます。興味の範囲がゲーム制作に留まらない方にも有用なコースです。

このコースは、VR 体験の制作に関する全体像を提供するよう設計されています。学習者が VR 制作のあらゆる面に精通できるよう、VR 体験、VR エルゴノミクス、VR 用位置オーディオのプロトタイプを制作してプランニングする方法と、プロジェクトをアピールする方法などのトピックも網羅しています。

Unity としてはコンテンツから最も多くの学びが得られるように、最初から順番に受講されることをお勧めしています。しかし、今取り組んでいることや興味を持っていることに基づいて自由にお選びいただいてかまいません。終了したら、制作したバーティカルスライスを提出して Oculus のチームによるレビューを受けることもできます。このコースは Rift S の使用を想定して構成されています。

コースの内容は次のとおりです。

ユニット 1:Introduction(はじめに) - Chris Pruett(Oculus)

Pruett 氏より VR 業界の概要、VR ゲームで成功する方法についてのベストプラクティス、これから学ぶことの概要について説明してもらいます。

ユニット 2:VR game development and prototyping(VR ゲーム開発とプロトタイプ作成) - Ruth Bram、Mari Kyle(Oculus)

成功を収めるにはプランニングが大事です。このユニットでは、ゲームデザインドキュメント、プレイヤープロフィールレポート、プレスキットを作成する方法について学びます。

ユニット 3:Using Unity to develop VR experiences(Unity を使用した VR 体験の開発) - Joy Horvath(Unity)

Unity で Oculus とバーチャルリアリティツールキット(VRTK の統合)を設定する方法と、基本的な VR シーンを設定する方法について学びます。

ユニット 4:Locomotion and ergonomics(ロコモーションとエルゴノミクス) - Eric Cosky(Oculus)

VR 体験を快適にするためのベストプラクティスを習得し、テレポーテーションシステムを実装する方法について学びます。

ユニット 5:Hand presence and interaction(ハンドプレゼンスとインタラクション) - Matt Franklin(Oculus)

VR でハンドインタラクションがどのように機能するか、インタラクションを設計してオブジェクトを操作する方法、およびアイテムの配置に関する課題を解決する方法について学びます。

ユニット 6:Best UI practices for VR(VR の UI に関するベストプラクティス) - Gabor Szauer(Oculus)

2D から VR に移行し、すでに確立された VR インタラクションパラダイム(レーザーポインターなど)を確認して、VR 用の使いやすいインターフェースを設計する方法を探ります。

ユニット 7:Sound in VR(VR のサウンド) - Robert Heitkamp(Oculus)

Oculus Spatializer プラグインを使用して VR 用の位置オーディオを実装します。さらに、リバーブやミキサーの設定について掘り下げ、オーディオをテストする方法について学びます。

ユニット 8:Performance requirements(パフォーマンス要件) - Matt Conte(Oculus)

VR ゲームのパフォーマンスを向上させるための、アセットの効率化、ライティングの実装、設定の選択について学びます。

ユニット 9:Optimization(最適化) - Cristiano Ferreira(Oculus)

Unity プロファイラ―、フレームデバッガー、Unity Profile Analyzer を使用してボトルネックの根本原因を探ります。また、Oculus Virtual Reality Check(VRC)に合格するための技術的要件についても学びます。

ユニット 10:Testing(テスト) - Lisa Brewster、Bruce Wooden(Oculus)

制作した VR アプリケーションのテストを実行します。このユニットを終えると、VR の開発サイクルに質の高い実行テストを実装できるようになります。

ユニット 11:Submission and go-to-market strategy(提出と市場戦略) - Mari Kyle(Oculus)

この最後のユニットでは、制作した VR 体験の認知度を高めるためのマーケティング手法と、価格設定戦略について短時間で習得します。また、Oculus Store への提出に関するベストプラクティスの解説もあります。

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今すぐこのコースで学習を始めることができます。必要なものは、Unity、Oculus SDK と VRTK、Oculus ハードウェアだけです。心配は無用です。私たちが始め方をご案内します。

Unity にも VR にも触れるのが初めての方は、このコースの前に入門用のコースを受講することをお勧めします。お勧めは、Unity 入門コースVR 入門チュートリアルです。

忘れないでいただきたいのは、このコースの最後に、制作したバーティカルスライスを提出して Oculus からフィードバックを受けられることです。そのため、開発者が制作したゲームを Oculus Store に提出する際によくある落とし穴を回避できます。このコースの内容とフィードバックにより、VR 開発をレベルアップさせるために必要なすべてが揃います。

ためらうことはありません。Unity の新しいコースで VR スキルをレベルアップさせましょう。

 

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2019年11月13日 カテゴリ: ゲーム | 4 分 で読めます

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