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XR Interaction ツールキットのプレビューパッケージ公開

2019年12月17日 カテゴリ: Engine & platform | 3 分 で読めます
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XR Interaction ツールキットを使用すると、一からインタラクションをコーディングしなくても、サポートされているすべてのプラットフォームで AR & VR 体験にインタラクティビティを追加できます。現時点では、パッケージマネージャーから Unity 2019.3 向けのプレビューパッケージとして入手可能です。

XR Interaction ツールキットの最初のプレビューリリースが Unity 2019.3 向けのパッケージとして利用できるようになりました。このツールキットでは、ユーザーがインタラクティブな没入型の体験をすばやく簡単に構築するための一連のコンポーネントが提供されます。目標は、独自のインタラクションを作成したい開発者のためにシステムの拡張性を確保しつつ、コードを書かなくても拡張現実(AR)とバーチャルリアリティ(VR)の一般的なインタラクションを実現できるようにすることです。また、このツールキットは、サポートされているすべての AR および VR プラットフォームと互換性があります。



プレビュー版として提供中

XR Interaction ツールキットを実開発でお使いいただくことはもちろん歓迎ですが、このツールキットは現在プレビュー段階であり、正式リリースまでは未完成の製品として扱われることに注意してください。特に、AR 機能は現時点では実験的なものとしてお考えください。

プレビュー期間中は、機能セット、ワークフロー、パフォーマンス、そして安定性についてユーザーのニーズを満たせるように、幅広いお客様からのフィードバックを求めています。私たちは、今から正式リリースまでの期間に何度かイテレーションを行う予定ですので、お客様からのフィードバックをお受けして品質向上に役立てたいと考えております。

オブジェクトインタラクション(AR & VR)

XR Interaction ツールキットでは、VR シーン内でオブジェクトのホバー、選択、グラブ(直接または遠くから)、スロー、回転を行うための手段が提供されます。AR Foundation と一緒に使用すると、同じインタラクションが AR にも対応可能になります。さらに、このツールキットではワールド内の AR オブジェクトとのインタラクションのために、タップ、ドラッグ、ピンチ、ズームもサポートされます。

オブジェクト配置(AR)

また、AR での自動コンテンツ作成のための手段も提供され、ワールド内で 3D オブジェクトの配置とスケーリングを行うことができます。配置された AR オブジェクトと実行可能なインタラクションに関する情報をユーザーに表示するために、AR アノテーションもサポートされます。

UI インタラクション(AR & VR)

このツールキットにより、サポートされているすべての AR および VR プラットフォームのコントローラーとの基本的なキャンバス UI インタラクションも可能になります。

ロコモーション(VR)

このツールキットでは、VR シーン内でテレポート(スナップターンの使用を含む)を行うための手段が提供されます。この移動システムを拡張して、ルームスケールの VR 体験に他の移動方法を含めることができます。

準備 OK?

XR Interaction ツールキットは、現在「リリース候補版」段階に入っており、来年早々に正式リリースされる予定の Unity 2019.3 向けのプレビューパッケージとして提供されます。この製品は Unity 2019.3 のベータリリースを使用してお試しいただけますが、弊社では Unity 2019.3 の正式版リリース前に発生した問題への対応の保証およびお約束はいたしかねますのでご了承ください。

ドキュメントについては、こちらをご覧ください。サンプルはこちらの GitHub リポジトリから入手できますが、Unity 2019.3 以降とのみ互換性があります。

これはプレビューパッケージであるため、プレビューパッケージの表示を有効にする必要があります。「Package Manager」メニューの検索バーの横に「Advanced」ドロップダウンがあります。これを開くと「Show Preview Packages」が表示されます。

Unity の XR チームはまだ始動したばかりのため、開発は今後も続きます。ぜひこちらの簡単なアンケートからフィードバックをお送りいただくか、フォーラムにご参加ください!

2019年12月17日 カテゴリ: Engine & platform | 3 分 で読めます

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