Unity の学習中には壁にぶつかることもあるかもしれません。そんなときは、2D、3D、VR の開発目標の達成を支援する Unity の公式オンライン学習プラットフォーム、Unity Learn が役立ちます。
2019 年 4 月の提供開始以来、Unity Learn のプラットフォームでスキルを磨いたユーザーは 280 万人を超えました。現在 Unity Learn では、あらゆるレベルのクリエーター向けに 49 のコース、204 のプロジェクト、1,463 のチュートリアルを用意しています。Unity を使うのが初めてのクリエイターも、Unity での開発経験があるクリエイターも、Unity Learn なら、学習しやすく、信頼性が高く、自分に合った学習リソースが見つかります。Unity 社内のエキスパートが、プラットフォームで提供されるコンテンツの大半を制作しているほか、Unity がライセンスするすべての外部コンテンツ(Coursera、Pluralsight、Udemy などのその他の一流学習プラットフォームで紹介されているコンテンツ)を精査しています。
Unity を学んでみようと思ったものの、どこから手を付ければいいのかわからずに途方に暮れてしまう人もいるでしょう。そんな初心者向けのコースが、『Getting Started with Unity』です。
このコースでは、Unity Editor の紹介から、Unity Hub のダウンロード、アカウントの作成、初めてのプロジェクトの作成まで、ひととおり学習できます。初めて作成するプロジェクト「Microgame」は、ゲームにすぐ使えるテンプレートで、わずか 30 分で初めてのゲームをパーソナライズして共有できるように設計されています。各 Microgame に付属の 5 つの簡単なエディター内チュートリアルに従って、ゲームを短時間で編集できます。選べる 3 つの楽しいマイクロゲーム(カートゲーム、FPS ゲーム、プラットフォーム・アクションゲーム)が用意されています。
『Getting Started with Unity』コースで Unity の基本的な使い方をしっかり身に付けて、制作を始めましょう。
Unity の経験が豊富なクリエイターには、Unity Learn で 2019 年に人気を集めた中級者/上級者向けコンテンツをお勧めします。
Intermediate 3D Game Development:タワーディフェンスゲームや 2D ローグライクゲームなど、3 種類のゲームの制作を通じてゲーム開発スキルに磨きをかけましょう。
Design, Develop, and Deploy for VR:Oculus と Unity が提供するこの包括的なコースでは、没入感のある VR ゲームを制作する方法を順を追って学びます。
Performance and Optimization:Unity のビルトインプロファイラーを使ってゲームやその他のアプリケーションのパフォーマンスを分析、修正、最適化する方法を学習できます。
Intermediate Scripting:この 1.5 時間のプロジェクトでは、プロパティー、継承、拡張メソッド、イベントの作成など、効率よくコードを書くための基本的スキルを幅広く身に付けることができます。
Creating Believable Visuals:現実のようなビジュアルに対する優れたベースラインの設定や、Unity でシーンを「適切に見せる」ための方法を学習できます。
Tanks:Unite Boston 2015 の『Tanks』の講演を元にした一連のチュートリアルを通じて 2 プレイヤー(1 つのキーボードで 2 人が操作)シューティングゲームの制作方法を習得できます。シンプルなゲームメカニクス、ゲームの世界とスクリーンスペース UI の統合、ゲームアーキテクチャ、オーディオミキシングについて学べます。
Entity Component System(ECS):ECS を使えば、苦労せずにハイパフォーマンスを実現できるコードを書くことができます。このチュートリアルでは、ECS、C# Jobs System、Burst コンパイラーなど、Unity のデータ志向テクノロジースタックのコンポーネントを紹介します。
Memory Management in Unity:適切なメモリ管理は、時として困難を伴います。このチュートリアルは、一般的に利用可能なプラットフォームでメモリ消費をプロファイリングして最適化するために必要な知識を提供することを目標としています。
Optimizing Graphics in Unity:グラフィックスのレンダリングは複雑なタスクです。このチュートリアルでは、レンダリングに関連した基本的な概念や、レンダリング時の GPU のワークロードを軽減するためのベストプラクティスについて理解を深めることができます。
Unity Learn Premium とは、Unity Learn のサブスクリプションバージョンです。隔週で開催される Unity 認定インストラクターとのインタラクティブなライブセッションや、最新の Unity リリースに合わせてアップデートされる学習コンテンツにアクセスできます。Unity Learn Premium は、Unity 関連のスキルのマネタイズやキャリアアップを考えているクリエイター向けに企画されたプログラムで、Unity Pro と Unity Plus のサブスクリプションに含まれています。また、月額ベースや年額ベースでの購入も可能です。
2019 年に Unity Learn Premium で提供された上級者向け学習コンテンツをいくつかご紹介します。
Unity C# Survival Guide:この年最も人気を集めた Unity Learn Premium のコースは、Unity C# を取り上げたこの包括的ガイドでした。上級またはプロのプログラマーを対象としたこのコースは、職場で生き残るために役立つリファレンスガイドとしての利用を意図しています。デリゲートやイベントに関する腕前が鈍ったと感じたら、デリゲートやイベントに狙いを絞ったセクションを参照し、それらをプロジェクトに実装する方法を学習しましょう。『Unity C# Survival Guide』は柔軟な構成になっているため、必ずしも順番どおりにコースを進める必要はありません。自分のニーズに合わせて利用できます。
High Fidelity Game Visuals:キャラクターアーティスト、環境アーティスト、ライティングアーティストの役割を体験しながら最高品質のビジュアルを創出する方法を学習できる、一番人気のグラフィックスコースです。
Advanced Programming - Unity Game Dev Course:ゲームシステムの設計を通じてコーディングのスキルに磨きをかけましょう。最初に、ドロップされたものをインベントリに格納するシステムを作成します。とはいえ、宝物を入手する醍醐味はダンジョンの中でなければ味わえません。そこで次に戦闘システムに着手し、プレイヤーが悪者と戦えるようにします。
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Unity では、絶えず Unity Learn で提供するための新しい教材を作成しています。新規リリースにご期待ください。その間は、Unity Learn でご利用いただけるコンテンツをひととおりチェックしてみてください。Unity Learn でお待ちしてます!
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