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『The Heretic』のデジタルヒューマンのパッケージが公開されました

2020年5月13日 カテゴリ: テクノロジー | 2 分 で読めます
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ショートフィルム『The Heretic』を公開した時、寄せられた質問の中で最も多かったものは「このプロジェクトを公開する予定はあるのか」というものでした。この度、制作したプロジェクトのうち最も公開の要望が多かった要素である、デジタルヒューマンキャラクターと技術スタックがダウンロード可能となったことをお知らせいたします。

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『The Heretic』のリアルなデジタルヒューマンの制作において、Demo チームは、3D および 4D データの取得から処理、Unity でのセットアップまで、完全なデータパイプラインをセットアップする必要があり、そしてそれを可能にするための技術をいくつか開発しました。まだまだ多くの作業が残ってはいますが、私たちの取り組みの現状をご覧いただけるように、現時点での成果物を共有することとしました。これらのツールの制作への使用や、必要に応じての改造は自由に行っていただけます。

パッケージの内容は以下の通りです。

  • フェイシャルアニメーションシステム
    • 4D クリップのインポートと加工を行うためのツールです。ここでの「4D」とは、メッシュのシーケンスが経時的にキャプチャされていることを指します。
    • タイムラインを統合した 4D クリップレンダリングを行えます。
    • フェイシャルリグからのディテールの作り込みを可能にする 4D フレームフィッティングを行えます。
    • Snappers からのフェイシャルリグの組み込みが可能です。
    • Unity で直接フェイシャルリグのポージングが可能です。
  • スキンアタッチメントシステム
    • 動的に変形するスキンに追従させてメッシュとトランスフォームを駆動します。
    • 眉毛、まつ毛、無精ひげ、および論理マーカーの駆動に使用されます。
    • C# Job System と Burst コンパイラーによって高速化されています。
  • シェーダーとレンダリング
    • 『The Heretic』で使われた、肌、目、歯、髪の完全なシェーダーグラフが収録されています。
    • 複数のマテリアルが使われる箇所での法線バッファによるブラー(テアライン処理)のカスタムパスが使われています。
    • 目と歯に対してカスタムマーカーによるオクルージョンが施されています。

 

また、イギリス人俳優 Jake Fairbrother をモデルにしたデジタルキャラクター「Gawain」もリリースしています。この 3D キャラクターは、リアルタイムグラフィックスやコンテンツ制作の分野での知識の向上と共有を目的とした、学習、研究、および同様の非営利目的での利用を目的としています。

 

デジタルヒューマンパッケージの動作要件

  • Unity のバージョン:2019.3.12f1 以降
  • HDRP のバージョン:7.3.1 以降
  • Git LFS が必要
  • サポートされているプラットフォーム:HDRP がサポートするすべてのプラットフォーム

 

パッケージはアセットストアからダウンロードしていただくか、または 以下のリンクから GitHub にアクセスしてクローンしてください。

 

Unity パッケージマネージャーを使って、Unity エディターから直接 GitHub パッケージを取得します。詳細はドキュメンテーションを参照してください。

また、サンプルパッケージの実行可能ファイル版(Windows のみ)もご用意しました(1.04 GB)。こちらも GitHub でご入手いただけます。

 

ヘルプが必要な場合

Unite Now に参加しましょう。5 月 20 日(日本時間 5 月 21 日午前 12時〜 1 時(5 月 20 日 24 時〜 25 時))に、このパッケージに関連した「Meet the devs」セッションが開催されます。このパッケージについてさらに詳しく解説して、皆さんからの質問にライブでお答えします。日時と zoom リンクをカレンダーに登録してセッションの開催をお待ちください。

追加のリソース

プロジェクトの詳細については、『The Heretic』のウェブサイトをご覧ください。追加のリリース、ブログ記事、プレゼンテーション、動画の詳細な分析など、さまざまな取り組みについての情報が得られます。

2020年5月13日 カテゴリ: テクノロジー | 2 分 で読めます

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