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みんなでニューヨーク証券取引所のベルを鳴らそう ― Unity が一味違う株式公開を実現させた方法

, 11月 5, 2020

リアルタイム 3D 技術が、証券取引所で最も古くから続く伝統と出会うとどうなるのでしょうか。通常は企業の役員のみが参加する新規株式公開(IPO)を、数千人の従業員を主役にした、全員で喜び合えるバーチャルイベントに変えた Unity のやり方をご紹介します。

Unity が株式公開に向けて行動を起こすことを決めたとき、1 つ条件がついていました。これまでの IPO とはまったく違う形でやる、と。このアプローチは Unity の重要な価値観のうち、「Go Bold(大胆にやる)」と「In It Together(共に歩む)」の 2 つに基づいたものでした。そして私たちはニューヨーク証券取引所(NYSE)と提携し、これまでとはまったく異なる取引開始のセレモニーを実現させたのです。

NYSE は、公開金融市場の世界では欠かせない存在であり、他の多くの組織と同様に、歴史があり、伝統に則ったプロセスと式典に対して、これまでとは異なるアプローチを取らなければなりませんでした。2020 年の Unity の IPO は、古いものと新しいものの間に橋を架ける理想的な機会でした。伝統的な IPO においては、NYSE のファサードで会社のバナーが除幕され、午前 9 時 30 分になると直ちにバルコニーからベルが鳴らされ、帳簿に物理的にサインが行われ(これは 150 年の伝統)、様々なミーティングやインタビューが行われ、と、時間のかかるイベントをたくさんこなすというのが通例でした。そして残りの部分に、各会社が独自色を出す余地が残されていました。

IPO を UPO に

IPO の準備を始めた当初から明確になっていたことは、株式公開当日の朝に全従業員が参加できるようになっていなければならないということでした。3000 人を超える従業員全員を、です。会社の価値観に沿ってイベントを作り上げれば、「Unity」な株式公開、つまり UPO を実現することはできそうに思われました。しかし、それを実現するためには、どのようなリアルタイムの Web ベースシステムを構築しなければならないのか、その見積もりはされていませんでした。

まず、最近 Unity ファミリーに加わった 2 つの会社、FurioosFinger Food Advanced Technology からチームを作り、ブレインストーミングを行いました。そして、バーチャルホワイトボードを次々に埋め尽くしながら、ブレインストーミングを重ねていきました。何千人もの人が同時にバーチャル空間のベルを鳴らし、バーチャルウォールにサインできるようにするにはどうすればいいのか。さらに、私たちは、ニューヨーク証券取引所のライブ中継を従業員のビデオ(自宅で、さまざまなデバイスで撮影したもの)と組み合わせ、イベントの一部として Unity のクリエイターコンテンツをキュレーションするという更なる課題も背負っていました。Unity の重要な価値観の中には「Best Ideas Win(最高のアイデアが勝利する)」というものもあり、私たちはこれを試したのです。

作業に取り掛かる

気合を入れて、Unity 内と NYSE の両方で複数のチームに分かれて開発に着手しました。アクセシビリティが非常に重要であったため、私たちは、その時が来たら誰もが簡単にアクセスして体験に参加できるように、独自のイベント Web サイトを立ち上げました。

次に、クラウドベースのストリーミング技術である Furioos の力を利用して、タブレット、ラップトップ、デスクトップ PC のいずれのデバイスを使用していても、また、古いデバイスを使用していても、すべての従業員が同じ体験を受け取れるようにしました(Furioos はクラウド上で 3D アプリを実行し、それをユーザーのローカルデバイス上にあるかのように扱います)。

私たちが解決しなければならなかった処理上の大きな問題の 1 つは、Web ページ経由で多くの情報(ユーザー認証、環境データ、デバイス機能など)をコンテンツを扱う Unity アプリに渡す必要があることでした。幸いなことに、Furioos SDK でこれを簡素化することができたので、ユーザー体験の仕上げに集中する時間を増やすことができました。

従業員の声やクリエイターコンテンツの追加

すべての従業員がまったく分け隔てなく参加できるようにするために、UPO の数週間前に、Unity の全スタッフに、Unity が自分にとって何を意味するのかを語る短い動画を投稿するように呼びかけました。世界中から数百件の動画が寄せられ、幅広い層の従業員からの声が反映されました。Unity の理念である「We believe the world is a better place with more creators in it(我々は信じている。より多くのクリエイターがいれば、世界はもっと良い場所になるはずだ)」を母国語で語っている従業員もいました。ベルを鳴らすセレモニーのカウントダウンでは、全従業員から寄せられた動画を 3D 空間内のビデオウォールに映し出すことも計画していました。

イベントの一環として、Unity スタッフのインタビュー、パネルディスカッション、数々の Made with Unity プロジェクトのダイナミックなフィードなど、さまざまなリアルタイムの放送ストリームを統合して、Unity クリエイターがどのようにさまざまな業界やイニシアチブに変化をもたらしているかを伝えることも求められました。ストーリー、インタビュー、重要な瞬間をまとめた内容を 1 時間にわたって放送し、世界中の従業員の自宅から、実際のイベントのような外観と雰囲気を味わってもらうことがその目的でした。

Unity でコンテンツをレンダリングする

このようなリッチなコンテンツをすべて処理するために、Unity プラットフォームを使用して可能な限り多くのコンテンツを構築し、レンダリングするというやり方は完璧に理にかなっていました。例えば、ニューヨーク証券取引所のバナーが上がるシーンや、バルコニーに据え付けたバーチャル空間内のベルを鳴らす場面への遷移など、動画の重要なシーンを強調するために Unity を使用しました。これらの部分にさらに磨きをかけるために、Unity のパーティクルエフェクト機能を利用して、Unity を世に送り出すための貢献をしているクリエイターを表現しました。

NYSE、Vimeo、Furioos のチームと緊密に連携し、9 月 18 日午前 9 時 29 分 50 秒(米国東部標準時)にバーチャル空間内のベルを出現させ、CEO の John Riccitiello が全従業員、株主、ゲストを招待して、同時に、共にベルを鳴らしました。

また、参加者にはバーチャルウォールに自分の名前をマークしたり、サインしたりするように促しました。これは、放送のすぐ下に表示されたオーバーレイで、それがどういうものかを説明する文章が表示されていました。これにより、ニューヨーク証券取引所の長年の署名の伝統と、Unity で働くすべての人が自分の名前をそこに残すことができる革新性を組み合わせたものでした。

大胆にやることで他の会社へも道を開く

Unity の典型的なやり方として、私たちは他の企業がやっていたことに甘んじることはありません。UPO チームは創意工夫と創造性をもって、IPO とは何かを再定義し、他の企業が追随する新たな基準を打ち立てました。この体験の核心は、組織の生命線である従業員という最も重要なものに焦点を当てることでした。

Unity の UPO は、従業員を中心とした新しいインタラクティブなプラットフォームのベータ版を基盤として開催された、完全にデジタルの形式で行われた初の IPO となりました。また、ニューヨーク証券取引所にとっても 2 つの初の出来事となりました。フルリモートで取引開始のベルを鳴らすという「初の出来事」、そして株式公開を行う会社全体がイベントに参加するという「初の出来事」です。「In It Together(共に歩む)」という言葉は、証券取引所においても高らかに鳴り響いたのでした。

 

Furioos について詳細を見る

 

3 replies on “みんなでニューヨーク証券取引所のベルを鳴らそう ― Unity が一味違う株式公開を実現させた方法”

Its been a long while since we see a blog post containing actual engine updates. And Unity has gone radio silent on the new networking updates for months..

I feel as though this is a great move for a few people at the top.

The rest of us, the ones who were with Unity from the beginning, will now be pawns. We’ll see how many ways Unity can nickel and dime us now that the original owners have had their big pay day and gradually fade more and more out of the picture.

i have the feeling the engine is doomed now and have now a active clock to its dying.
The Developers and Players are unhappy and go more and more to other Possibilities. i use unity short after realese 2005 November and got up and downs with the time. but since end of Unity 5, evrything getting worse. The Quality goes down gratualiy and the bugs getting more and more, today even the license system for the Pros and Indies didnt work probably, so work with it was near impossible. i dont like this move, because this means everything will now bound on money and driven this way.

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