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Unity Forma を使って、3D 製品データからリアルタイム 3D を使った製品コンフィギュレーターなど、マーケティングコンテンツやインタラクティブ体験を簡単に作成して公開することができます。インポートの手順と、ウェブやモバイルデバイスなどで製品の没入型マーケティングを始める第一歩を踏み出す方法を探ってみましょう。

Unity Forma とは何か、チェックしておくべき理由は何か

Unity Forma の入門編として、まずはこちらのブログ記事をご覧ください。Unity Forma は Unity エディターの拡張機能で、製品データの取り込み、マスターモデルの準備、複数のマーケティングチャンネルへのインタラクティブコンテンツおよび静的コンテンツの公開を行うための標準化されたフレームワークを提供します。

Unity Forma を使わない場合、独自のフレームワークを作成し、複数のプロジェクトにまたがって保守する必要があります。これでは、個別の顧客のための開発と保守にコストと時間がかかるだけでなく、互換性のない実装になってしまいます。

Unity Forma を使用すると、エコシステム内の他のユーザーとのコラボレーションが可能になり、全員の時間とコストを節約することができます。また、ツールの構築にかける手間からチームを解放して、素晴らしいマーケティングコンテンツの構築に集中してもらうことができます。

Unity Forma についてもっと詳しく知りたい方は、1 月 28 日に開催される予定のウェビナーにぜひご参加ください。インタラクティブな 3D コンフィギュレーターの構築方法をご紹介し、皆様からのご質問にお答えします。

 

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プロからのヒント:事前にデータを準備しておく

先月の Unity Forma のリリース以来、さまざまな企業が本製品を採用し、自動車や航空機、アイウェアや接客施設まで、あらゆるものを展示するために使用する計画を立てています。このような製品を Unity Forma にインポートすると、システムは、これらの製品に関連付けられた業界標準のデータ、構造、またはアセットを自由自在に使って、コンフィギュレーター用のバリアントを作成して整理することができます。サポートされている各フォーマットに含まれるアセットに関するデータには差異があるため、製品をインポートするための手順も変わってくる場合があります。

インポート前の製品データのフォーマット、品質、構造によって、バリアントの作成やマテリアルの割り当てなどの作業にどれだけの時間を費やすかが決まります。冗長なパーツの削除、アセンブリの反転、重なっているジオメトリの分離、データのさまざまな部分の整理といった作業をインポートの前に行い、製品データを完全で検証済みの状態にしておく必要があります。Unity のパートナー Pixyz が提供している Pixyz Studio や Pixyz Batch はこのような作業に最適なツールであり、一般的なデータ作成プロセスの多くを自動化することができます。

Unity Forma に 3D 製品データを取り込む

データをインポートすることで、リアルタイム 3D を使って製品をリアルな見た目で視覚化し、Unity Forma のバリアント管理システム(画像の左側に見えているもの)を使って、顧客に提示する設定を詳細に決めることができる。

Unity Forma における主な作業スペースとなるステージは、製品のビジュアライゼーションのために準備されており、最高品質のビジュアライゼーションを実現するための HD レンダーパイプライン(HDRP)と、プラットフォームへのリーチを最大化するためのユニバーサルレンダーパイプライン(URP)の両方の設定に合わせたライティングとポストプロセッシングが設定されています。ここに 3D 製品データを直接取り込む手続きも用意されており、コンテンツを中央にドラッグするだけで、自動的にシーンに配置され、体験の開発を開始することができます。

以下のアセット形式のインポートが可能です。

  • Unity プレハブ:以前の Unity プロジェクトの再利用可能な、完全に準備されたアセット。
  • FBX:Blender、Autodesk Maya、3ds Max などの 3D モデリングアプリケーションで作成した FBX ファイル、およびその他のソフトウェア製品から出力された FBX ファイル。
  • 構造化データ:Unity Forma は、ジオメトリ、マテリアル、バリアント定義などの構造化データセットを自動的にインポートするように拡張することができます。Unity Forma には CSV インポーターが同梱されており、インポートの手続きを自動化して、さらにその処理時間を数秒程度に圧縮するようにカスタマイズすることができます。これについては、この記事の後の部分で詳しく説明します。

Unity Forma が提供する機能はこれだけではありません。

Unity Forma は Unity Industrial Collection の上で動作し、Unity Industrial Collection には Unity のパートナーの Pixyz の製品である Pixyz Plugin が含まれています。Pixyz Plugin は Unity Forma を使用するために必須ではありませんが、インポートできる 3D 製品データの種類を大幅に増やすことができるため、ご利用になることを強くお勧めします。

Pixyz Plugin は、業界標準の主要なコンピューター支援設計(CAD)ファイルや 3D ファイルを含む、約 40 のファイル形式をサポートしています。さらに、Pixyz Plugin には強力な最適化機能が搭載されており、3D モデルを軽量なメッシュに変換するために必要な時間と労力を削減することができます。また、この機能はウェブやモバイルデバイスなど、計算リソースが限られているプラットフォーム上でもリアルタイムで実行することができます。

Unity Industrial Collection のサブスクリプションにご登録されている方は、Unity Forma の追加のインポートオプションをご利用いただくことができます。これには以下のものが含まれます。

    • Autodesk VRED:VRED をお使いの方は、バリアントを持つ既存のモデルを Unity Forma にインポートすることができます。VRED のインポートプロセスの詳細については、ドキュメントを参照してください。
    • 上記以外の、Pixyz がサポートするすべてのフォーマット:3DEXCITE DELTAGEN、Autodesk Alias、Inventor、Revit、CATIA、Creo、Rhino、SketchUp、Solidworks、Solid Edge など、広く使われているプログラムの形式のデータや、IFC、JT、OBJ、PLM XML、PDF などのさまざまなファイル形式のデータをインポートすることができます。完全なリストはPixyz のページでご覧になれます。

Unity Industrial Collection では、さらに AxF や xTex などのマテリアルファイル形式もサポートしているため、Unity Forma 内のモデルに直接適用することができます。

アダプターを使って 3D データのインポートを高速化する

Unity Forma はリアルタイム 3D 用の製品からのデータを迅速に取り込むことができますが、時間をさらに節約するためにインポートプロセスを完全に自動化したい場合もあります。データセットをよく整理して Unity Forma を使っている方が、さらにアダプターインターフェースを使うことで、ジオメトリ、マテリアル、バリアント定義などのすべての製品データを瞬時に取り込むことができる、完全に自動化されたインポートプロセスを実装することができます。

この機能は、データセットとメタデータファイルを含むフォルダーを解析することができる Unity Forma のコードの薄いレイヤーによって作られています。また、実行中のシステムに直接接続して自動更新を行うこともできます。Unity Forma の CSV インポーターは、インポートが必要な標準化されたデータセット用のアダプターを作成するための基盤を提供します。Unity Forma を拡張する方法については、今後のウェビナーで説明します。

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フォルクスワーゲン社とのイベントで発表された通り、フォルクスワーゲン社は Unity と協力して同社のデータ構造に合わせたアダプターを開発しました。すべてのバリアントが自動的に入力され、すべての AxF マテリアルが自動的にインポートされ、正しいパーツに正しい状態で割り当てられるため、フォルクスワーゲン社は追加作業なしにすべての製品ラインナップを Unity Forma に取り込むことができるようになりました。

アダプターを使うと、インポートをドラッグアンドドロップひとつで行える程度に手順を簡略化でき、製品データをリアルタイム 3D を使って、すべてのバリアントを含めて瞬時にレンダリングすることが可能になる。

 

アダプターをお使いになる際には、標準化されたデータ形式のニーズを確実に満たすために、Unity のプロフェッショナルサービスチームと連携を取られることをお勧めします。独自のアダプターの開発、管理も Forma のオプションに含まれています。詳しくは、Unity までお問い合わせください。

アダプターを使うと、設定の文字列データを Unity Forma に直接渡して、これを解釈して特定の製品に合わせた設定として反映させることができます。任意の設定を定義するパラメーターは、ツールまたは実行中のアプリケーションから抽出することもできます。

Unity Forma からコンテンツを作成する際に、設定の文字列データをコンテンツに埋め込むことも、関連ファイルとして作成して出力することもできます。設定の文字列データを使用して、製品の見せ方をコントロールしながら、特定の設定を反映した画像をオンデマンドで簡単に生成することができます。

 

製品を展示するための環境をインポートする

Unity Forma には 5 つの環境が付属しています(そのうち 2 つはこの記事の既出の画像で使われているものです)。これらの環境は前述の通り、HDRP と URP の両方に対応した環境となっています。製品データのインポートだけでなく、高品質な画像を準備してキャプチャーする Unity の Render Studio(実験的機能)を使って環境をインポートすることもできます。HDRI 環境をインポートして、シーン内に製品をドラッグアンドドロップし、クリックひとつで画像をキャプチャーすることができます。

写真やオフラインレンダリングなどの従来のアプローチと比べると、Unity Forma は製品を顧客に紹介するために使うコンテンツをはるかに少ない時間とコストで作成することができます。これらの画像は、画像ベースのコンフィギュレーターやマーケティングキャンペーンなどで使うこともできます。ただし、いまご紹介した Unity Forma 機能はまだ開発の初期段階にあります。今後、機能を追加していく予定です。

今後の展開:AI ベースの 3D データキャプチャー

3D 製品データが容易に利用できない場合、Unity は追加のインポートオプションを提供するよう努めています。Unity は最近、RestAR 社を買収しました。同社のソリューションを利用すると、顧客が触れる製品をスキャンして、高品質な 3D モデルとしてレンダリングするということがモバイルデバイスだけを使って簡単に行えます。Unity は RestAR 社のチームと連携して、Unity Forma のお客様のニーズに合わせてソリューションを調整していきますので、今後の情報にもご注目ください。

Unity Forma のトライアルやご購入のお問い合わせはこちらのフォームから行っていただけます。また、Unity のテクニカルマーケティングチームに所属する専門家が Unity Forma のガイダンスを行うウェビナーにもぜひご参加ください。

10 replies on “Unity Forma に 3D 製品データを取り込む”

This is unaffordable for small business. What happened to democratizing game development? Where’s the indie license?

No worries about the multiple comments! We are providing Forma and Pixyz to deliver professional capabilities to customers with more value than cost. Both of these products can provide dramatic productivity benefits for the use cases we’re solving, but of course not every customer has these needs at scale and game developers rarely need to import CAD. We also offer trials so you can try the products out before committing to a subscription.

No. No they don’t.
Unity is no longer a Game Engine — It’s a Car Engine.
(Or at least that is what any new person looking at the Unity Blog would assume).

Unity appreciates your perspective. To give you a little more insight into this topic, you need to be aware that non-gaming customers have been coming to Unity for years to leverage real-time 3D to solve a wide array of problems. More companies than you may be mindful of are already leveraging 3D and CGI, and real-time rendering is the natural evolution of those efforts. RT3D allows companies to solve problems faster and communicate in new ways. These non-game efforts benefit the core games group at Unity by taking the technology and extending it further and feeding core components back into games. The added benefit of this for our Developer and Creator community of Unity users is more employment opportunities than ever before for Unity developers.

Fair enough, @Randal Cumming.
I realize that Unity serves a lot of users and each of them uses Unity for their own different use-cases. In fact, I even commend Unity for providing a rather impressive Engine that is available to all (for free).
But I have to ask — is Unity a Game Engine that can be used for things other than games, or is it an Everything Engine that CAN be used for games?
The distinction between those two things is important, because it directly correlates to what you prioritize as a company.

The vast majority of Unity’s users are still working on games and looking at a bunch of half-functional tools being updated at snail’s pace. The latest stable version of the engine is still on 2019’s featureset.
Meanwhile you’re off making specialized tools that will only be used by Volkswagen. That hurts.

@Randal Cumming,
I don’t see how a game could benefit from the car industry. Games don’t use CAD, AOC or GDC data or anything that is related to industrial design and manufacture…

All of our customers are important to us – game developers, media creators, manufacturers, architects, construction companies and more. You’re right that game developers don’t usually need to work with CAD or BIM data, but bringing this kind of data into Unity is absolutely essential for customers outside of gaming. I can’t go into detail in a blog comment, but there are many things we are doing that benefit both game developers and industry customers. Our work in industry is not a zero-sum game, and as we continue to evolve our products, I hope it will become apparent that we are making Unity a better product for everyone.

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