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リテンション:ゲームを遊び続けてもらうためのアイデアとソリューション

, 3月 29, 2021

2021 ゲーミングレポートの調査結果は、2020 年中にすべてのプラットフォームでのゲームのエンゲージメントレベルが上昇したことを示しています。COVID-19 によりロックダウンが発生し、屋内にいる時間や余暇の時間が増えたため、時間を過ごす方法としてゲームに目が向けられるようになった、というとても分かりやすい流れです。

開発者がこの流れに乗って永続的なリテンションを作り出し、プレイヤーがもっと遊びたくてゲームに戻ってきてくれるようにできれば、開発者は重要な収入源を得ることができ、スタジオを運営するための資金も潤沢に得ることができるでしょう。プレイヤーの心に響くゲームを作ったというだけでは、リテンションを高めるのに十分ではありません。プレイヤーのモチベーションを維持し、卓越したプレイヤー体験を提供し、最終的にプレイヤーにコンテンツに対する忠誠心を持ってもらうという課題をクリアするには、創造的な行動が必要とされます。

検証済みソリューションパートナープログラムは、Unity でビジョンを形にするために必要なすべてを見つけられる、最新情報の供給源です。Unity のコア機能の価値を高めるために、Unity が認めたサードパーティのソリューションを厳選しています。このプログラムは、Unity のコア機能を強化するサードパーティのソリューションに焦点を当て、完全な互換性を保証する技術的な検証を提供します。

このブログでは、検証済みソリューションパートナープログラムとその他の Unity エコシステムの両方からソリューションを組み合わせて、リテンションとプレイヤーのエンゲージメントを高める方法について説明します。

 

ゲームを遊ぶ人たちに声を与える

プレイヤー同士でコミュニケーションを取れるようにしておくと、ゲームをより長い間プレイしてくれるようになります。ゲーム内に音声チャットとテキストチャットを用意することで、より魅力的なゲームプレイ体験を生み出すことができます。プレイヤーはゲームを通じて交流したりゲームを一緒に遊んだりできるようになり、その結果、ゲームの周辺にコミュニティが出来上がることもあります。強力で信頼性の高いチャット機能は、プレイヤーに素晴らしい体験をもたらし、最終的にはゲームを遊ぶ人たちの生涯価値も高めます。

Vivox は、開発エンジンによらず利用可能な音声チャットおよびテキストチャットのためのソリューションであり、PC、モバイル、またはコンソールで通信を管理するためにあらゆる規模のスタジオで使用されています。

 

ゲームを変えるカスタマーサポート

最新のゲームは複雑であり、十分にテストされたゲームでさえ、トラブルシューティングとプレイヤーのサポートが必要になります。プレイヤーがスケジュールどおりに必要な支援を受けられるようにし、エンゲージメントを維持し、フラストレーションから低い評価を投稿する前に問題を解決できるようにしなければならないため、アプリ内にリアルタイムのカスタマーサービスを用意しておくことがこれまで以上に重要になっています。

プレイヤーがサポートを受けようと思った時、アプリから一旦抜けないといけないようでは、離脱率が高くなってしまいます。スタジオ、パブリッシャー、および開発者の間で、プレイヤーがゲーム体験の一部としてのサポートを期待する傾向にあるという理解が広まっています。アプリ内カスタマーサポートは当然の機能として用意した上で、リアルタイムかつスムーズなサポートが提供できれば、皆さんは集団から一歩抜き出た存在になれます。

Helpshift は、スムーズなプレイヤーサポートを提供する、強力かつすぐに使えるソリューションです。ゲームに完全に統合されており、ゲームで得られる体験の一部のように感じられるサポートを提供します。

Helpshift は、自動化されたプレイヤーサポートと、カスタマーサービスエージェントを装備するためのエージェントダッシュボードを提供します。たいていの場合、Helpshift のボットでプレイヤーの問題の 85%以上を解決できます。つまり、プレイヤーはサポートを受けてすぐにゲームに戻れるということです。

まれに、問題を解決するためにカスタマーサービスエージェントの助けが必要になるケースがあります。そのような場合、Helpshift は問題の報告を受け取ったら一旦プレイヤーにゲームに戻ってもらい、解決策が利用可能になったらすぐにモバイルデバイスに通知するという方法を取ります。Helpshift 社は、一番最近に検証済みソリューションパートナーとなり、Unity エコシステムに参加したパートナーです。

 

視聴者にゲームに参加している感覚を与える

ゲームをプレイする人たちは、観戦するか自ら遊ぶかにかかわらず、他のプレイヤーとの関わりやつながりを感じたいと考えています観戦している人たちがゲームの結果に参加できるインタラクティブなゲーム体験を作成することは、プレイヤーがゲームに戻ってきてくれるようにする 1 つの方法です。

Facebook でストリーミング配信された視聴者主導の疑似現実ゲーム番組『Rival Peak』は、そのような例の 1 つです。Genvid の技術を使って開発されたこのインタラクティブなゲームショーでは、視聴者は番組のキャラクターによるすべての意思決定を自分の手で下せるようになっていました。これは視聴者を番組に強く惹きつけ続ける効果がありました。
6 週間のショーが終わった時には、Facebook ユーザー全体で『Rival Peak』は延べ 3000 万分間以上視聴され、視聴者はゲームショーでお気に入りのキャラクターを維持するために(『Rival Peak』内で)4 億ポイント以上を生み出しました。

 

ユーザーを惹きつけ続ける新鮮なコンテンツ

現在、時期に合わせたコンテンツのアップデートが頻繁にあるゲームが最も大きな成功を収めるようになっています。定期的なコンテンツの更新には、ゲームの停滞や退屈さを防ぐだけでなく、プレイヤーの期待を高め、かつプレイヤーの帰属意識を高めて最新情報を確認しに戻ってきてくれるようにする効果があります。

利点は明らかですが、技術的な実装が大幅に複雑になることとアプリのストレージサイズの増加が、リテンションのメリットを上回る傾向があります。アセットをクラウドに移動し、AR に 3D コンテンツをデプロイすることがこのような状況の解決策の 1 つとなります。アセットをクラウドに保存すると、アプリのサイズが小さくなり、プレイヤーは貴重なストレージスペースを潰すことなく、新しいコンテンツを最速でダウンロードできます。

EchoAR は、3D コンテンツを圧縮して AR に変換し、webAR リンクを自動生成できるツールとネットワークインフラストラクチャを備えたクラウドプラットフォームソリューションです。

また、ゲーム分析とプレイヤーのエンゲージメントの監視が付属しており、パフォーマンスの高い 3D アセット、最も人気のあるコンテンツ、場所に合わせて UX / UI をカスタマイズする方法に関するデータを提供します。つまり、プレイヤーにより長く遊び続けてもらうために役立つ実用的なデータが収集できます。EchoAR 社は検証済みソリューションパートナーで、Unity に対応した SDK を提供しています。

ゲームで AR を使用していない場合でも、アプリのサイズを小さくして読み込み時間を短縮するために、クラウドストレージを使うことは重要です。

Cloud Content Delivery(CCD)を使用すると、追加のバックエンドインフラストラクチャの構築について心配することなく、適切なコンテンツを適切なプレイヤーに適切なタイミングでデプロイする仕組みを整えられます。CCD がクラウドストレージ、コンテンツ管理、信頼できるコンテンツ配信ネットワークをどのように組み合わせるかについては、こちらのページをご覧ください。

 

バーチャル空間を現実世界に持ち込む

プレイヤーを惹きつけ、コンテンツに戻ってきてくれるようにするもう 1 つの創造性ある方法は、バーチャル空間を現実の世界に持ち込むことです。たとえば、プレイヤーがお気に入りのゲームのアイテムやキャラクターを現実世界に持ってこれるようにする、などと言ったことです。プレイヤーがゲームに関連していると感じたり、ゲームのキャラクターやアイテムに親近感を持っている場合は、ゲームを長い期間プレイする可能性が高くなります。


Mixed Dimensions を使うと、プレイヤーは、ゲームの自分のアバターやアイテムの高解像度 3D プリントをフルカラーで作成できます。Mixed Dimensions 社は検証済みソリューションパートナーで、PC、モバイル、コンソールのタイトルに対応したソリューションを提供しています。

 

初回起動時のユーザー体験(FTUE)を最適化する

プレイヤーの FTUE は、ゲームの良いところを最大限見せるべき場所です。マーケットのトップを取るゲームでさえ、初回セッションの後にプレイヤーの大部分を失うので、最初からゲームの一番良いところを前面に出し、ゲームを遊ぶ人たちに投資してもらう必要があります。

ゲームを長い間遊んでいる一部のプレイヤー(滞在する目的とインセンティブがある)は、長いカットシーンや退屈なタスクにも付き合ってくれますが、初めてゲームをプレイする人にはそのような忠誠心がありません。ローンチ初日は、プレイヤーが最も興味をそそられ、かつ最も混乱しやすい時です。そのため、FTUE を完成させることが絶対に必要です。

FTUE、およびその他の特定のプロセスとユーザーフローを分析するための優れた方法は、deltaDNA のファネルを使用することです。この機能を使って、ユーザーがゲームのどこに立ち寄っているのかを正確に確認して、特定の問題やプレイヤーに苦痛を与えるポイントに簡単に焦点を合わせることができます。詳細については、このハウツーガイドをご覧ください。

 

今回のまとめ

プレイヤーをゲームに惹きつけ続け、もっと遊びたくてゲームに戻ってきてくれるようにすることは長い時間をかけて取り組むべき課題ですが、確実に解決できる課題でもあります。エンゲージメントにまつわる創造的な方法をテストし、テクノロジーを活用してテストを行い、プレイヤーに関する知見を明らかにしましょう。そこからコンテンツ、プレイヤー体験、およびサポートの絶妙な組み合わせを見つけることができれば、プレイヤーを惹きつけ続けることができます。

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