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アジアを代表するメタバースプラットフォームである ZEPETO では、数百人のコンテンツクリエイターがバーチャルアイテム(バーチャル空間でのみ利用可能なアイテム)を販売しています。ここでは、ますます多くのコンテンツクリエイターを惹きつけている ZEPETO が、どのように Unity を使っているのかをご紹介します。

「メタバース(metaverse)」とは、「meta」(超越した)と「universe」(宇宙)とを組み合わせた造語で、コンピューターで生成された環境の中に人間が存在できるバーチャルリアリティ空間のことです。「Unity は、メタバースとは何十億もの小さな宇宙がひとつに結びついたものだと考えています。」と Unity の CEO、John Riccitiello は語っています。つまり、1 つの会社が勝つのではなく、さまざまな形の小さな宇宙が共存する世界になるということです。メタバースはすでに到来しており、これからはリアルタイム 3D の活用が広がることが期待されています。

Unity のメタバースのサンプルケース「ZEPETO」

ZEPETO は、洗練されたメタバースを備えた 3D アバタープラットフォームです。ZEPETO のユーザーは、プラットフォーム上で、プラットフォーム通貨を使ってバーチャルアイテムを購入したり、バーチャル空間内で友達と会ったりします。Selena Gomez や BLACKPINK などのセレブリティは、すでに ZEPETO 上でファンミーティングやイベントを開催し、ファンとの深いつながりを築き始めています。Gucci や Nike などのブランドは、ZEPETO ユーザーのために最新のファッションアイテムを発売しており、顧客はユニークかつ自分の好みに強くマッチしたオンライン体験をすることができます。

また、ZEPETO では、Unity Korea のカンファレンス「Unite Seoul 2020」をメタバース上で開催する試みも行われました。ユーザーは、Unity の展示スペースを体験したり、Unite Seoul 限定のイベントアイテムを購入して自分のアバターに着せたり、同じマップ上でつながった相手と写真を撮ったり、Unity が用意したセッションを視聴したりしました。ユーザーは、メタバースと現実世界を自由に行き来し、両方の空間を通じた体験を味わいました。17,000 人以上の参加者を集めた「Unite Seoul 2020」は、ZEPETO 社の協力により、Unity Korea で最も登録者数の多いイベントとなりました。

デザイナーが簡単に習得できるエンジン

ZEPETO 社の CEO である Dae-wook Kim 氏は、大人気カメラアプリとなった SNOW と B612 の開発者です。ZEPETO 社はこれらのカメラアプリ向けのツール開発のさなかに設立されました。新しいアバタープラットフォームには、デザイナーのための実験的な機能と、開発者とデザイナーが共同で作業するための効果的なコミュニケーションツールが必要でした。そこで Kim 氏は、アバタープラットフォームの構築のためと、ZEPETO 内のさまざまなアイテムを制作するために必要な機能を使うために、Unity を採用しました。Unity には、開発者でなくても簡単に利用できるという、参入障壁の低さというメリットもありました。

ZEPETO Studio

ZEPETO Studio は、ユーザーがバーチャルアイテムを作成して販売することを可能にする ZEPETO 内のプラットフォームです。ユーザーはテンプレートとガイドを使って、ユニークな服やアクセサリーなどを作成することができます。Unity の 2D グラフィック画像編集機能によって、ユーザーは 3D モデリングについて基本的なことを理解しているだけで、各々の創造性を発揮し、作品を公開することができます。また、Unity は、現在の 3D デザインおよびモデリングモデリングによって、リギング、UV マッピング、テクスチャマッピングなど、3D アイテムのカスタマイズに関わるすべての工程を簡単に実施できるようにしています。

バーチャルアイテムとして衣服を作ると、以下のような動作が発生します ― 洋服がデフォルトの BaseBody の上に配置されます。洋服と BaseBody のメッシュが重なるため、ポリゴン数が増え、ファイル全体のサイズも大きくなります。3D マスキングを利用すれば、プレハブに変換する際に黒く塗られた部分は無視されるので、不要なメッシュをなくすことができます。Unity ではレンダリングする必要がないので、ポリゴン数とファイルサイズを減らすことができます。

3D マスキングが完了したら、Unity 上で FBX モデリングファイルと PNG テクスチャファイルを確認して問題がないか確認します。プレハブファイルを展開して接続すると、ゲームウィンドウに衣服のアイテムを着た ZEPETO のキャラクターが表示されます。最終確認後、ZEPETO ファイルの拡張子をつけて保存された衣服のアイテムを ZEPETO Studio にアップロードすることができます。

ユーザーがエコシステム成長の鍵

ZEPETO 社の CEO である Kim 氏は、ZEPETO 内での活動の幅を広げるために、多くの要素が準備されていることを興奮気味に話してくれました。Kim 氏は、「コンテンツクリエイターが自由にコラボレーションし、ZEPETO のメタバースに特有の文化を生み出しています。このようなコラボレーションが行われる環境を長い時間をかけて育てていき、ユーザーに力を与えることが私たちの仕事です。」と述べています。Kim 氏は、コンテンツのクリエイターと消費者が積極的に交流することで、自立したエコシステムとしての好循環が生まれると考えています。

ZEPETO の YouTube チャンネルでは、さらに詳しい情報が提供されています。

1 reply on “ZEPETO と共にメタバースに旅立とう”

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