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サンダンス映画祭 2019:ストーリーテリングの進化

, 2月 7, 2019

1 月下旬から 2 度の週末にわたり、クリエイターが集って VR 体験、モバイルやウェアラブルの AR アプリケーション、360 度動画、インタラクティブな映像作品など、多様なジャンルにわたるクリエイティブな技術的ブレークスルーを披露し、サンダンス映画祭の参加者にインスピレーションと感動を与えました。

これらの体験は、ストーリーテリングがその体験を伝えるためのツールと共にどのように進化したのかを明らかにし、新しい方法で重大な課題を提示することでオーディエンスの意欲をかき立てています。ビジョナリーたちが Unity を活用して革新的な体験を生活にもたらす素晴らしい(そして時々風変わりな)そのやり方は、世界中のクリエイターの独創性を証明するものです。

新しいフロンティアを構築する

サンダンス映画祭 2019「New Frontier」部門の展示作品には、今回も多くのハイライトと驚きがありましたが、その中でもストーリーテリング、インタラクティブ映像、そしてテクノロジーを結び付けた体験を実現するために Unity をユニークな方法で活用していたという点で際立っていたプロジェクトをいくつかご紹介します。

Gloomy Eyes

リードアーティスト: Jorge Tereso、Fernando Maldonado

主要共同制作者:Antoine Cayrol、German Heller、Santiago Amigorena

『Gloomy Eyes』はテーブルトップを用いたニアフィールド・アニメーションのジャンルの拡大を図っています。ゾンビに悩まされている暗い都市で、登場人物のキャラクターはゲームの世界を駆け抜けて冒険に出ます。その暗いテーマにもかかわらず、『Gloomy Eyes』は一風変わったアートスタイルを活用して、完全には死んでいない人間をいとしさを感じさせるキャラクターにしています。ストーリーが展開されるにつれて、彼のミッションはプレイヤーにとってより共感的になります。

Embody

リードアーティスト:Melissa Painter、Thomas Wester、Siân Slawson

主要な共同制作者:Joey Verbeke、Jordan Goldfarb、Ben Purdy、Peter Rubin、Eric Adrian Marshall

lululemon Whitespace と MAP Design Labとの共同制作作品『Embody』は、プレイヤーが身体全体と関わり、動作と会話によって進められます。プレイヤーは、ヨガマットの上で自身の足下に置かれたセンサーを活用して、ヨガ、ダンス、合気道などの動作をVRと融合させ、シミュレーションを行います。アバターの交換と変身を行うこのシェアゲームを通して、プレイヤーは物理的実体とは何かを実感し、自分の身体の中に眠っていた能力に驚かされることになります。

The Dial

リードアーティスト:Peter Flaherty、Jesse Garrison、Trey Gilmore

主要な共同制作者:Jake Sally、Sal Mannino、Ela Topcuoglu、Julia Bembenek、Brian Chasalow

『The Dial』は、プロジェクションマッピング、ダイナミックアンビエントライティング、ハンドヘルド AR を組み合わせた技術成果です。この殺人事件をモチーフにした作品は、2 つの役割に分かれて楽しむ三人称視点の体験型作品です。1 人のナビゲーターが物語のペース配分をコントロールし、2 人の「客」が物語を見る立場となります。『The Dial』は、全体的に素晴らしい出来栄えで、拡張現実と都市型エンターテイメントを組み合わせたマルチプレイヤー体験を提供します。

Grisaille

リードアーティスト: Teek Mach

主要な共同制作者:Joel Douek、Andrew Sales

VR 空間で絵を描けるアプリ「Tilt Brush」の最も印象的な用途の 1 つである『Grisaille』では、アーティスト Teek Mach による手描きの肖像画シリーズを通して、あたかもアートギャラリーの中を歩いているかのような刺激的な旅を提供します。この体験は、VR、ホログラム、サウンドパネル、そしてプロジェクションを組み合わせたものです。最後にアーティストが Tilt Brush でユーザーの輪郭をなぞると、驚くべき現実世界がアーティストとの出会いでもたらされます(ネタバレにご注意!)。それはいつまでも心に残る体験となります。

A Jester’s Tale

リードアーティスト: Asad J. Malik

主要な共同制作者: Jake Sally、Jack Daniel Gerrard、Mariana Irazu、Ela Topcuoglu、Philipp Schaeffer

プレイヤーが冷えて疲れた体を引きずって帰宅し、子どもに寝る前のお話を聞かせるとき、人間の本能に語りかけてくる重苦しい寓話の世界が、いつしかリアルの世界に融合していきます。このインタラクティブな拡張現実で表現される物語の登場人物は空洞のメッシュでしかありませんが、それはプレイヤー、あなた自身の姿かもしれません。プロジェクト制作: RYOT と 1RIC、監督:Asad J. Malik、『Terminal 3』制作、2018年、トライベッカ映画祭でプレミア上映された拡張現実(AR)を利用したドキュメンタリー映画作品。

クリエイターを支援することが私たちがコアバリューとしているひとつ

私たちは AR/VR クリエイター、投資家、そして業界のイノベーターたちを集めて「New Frontier」部門で Unity を使ったあなたの映像や体験を公開したすべてのクリエイターの功績を表彰しました。ネットワーキングの最中に、参加者は、監督兼作家の Kiira Benzing 氏と共に「New Frontier」部門の『Runnin’』と呼ばれる作品でVR体験を初公開した Reggie Watts 氏のセンセーショナルなライブパフォーマンスに酔いしれました。あなたが重力をものともしない動きをやってのけるコスチュームを身にまとったダンサーの一座と一緒にサイケデリックなダンスクラブの旅をしたいのなら、実在のダンサーを撮影するためのインテルの360度動画撮影技術を活用したこの体験をチェックしてみましょう。この楽しく、夢中にさせるダンス体験の制作に関わった Reggie Watts、Kiira Benzing、John Tejada、Amy O’Neal、Ani Taj、ならびに、Adam Rogers (敬称略)を、改めて称賛したいと思います。

小売業はストーリーテリングの技術から教訓を得る

Unity の Tony Parisi は「The Future of Retail」と題されたパネルに、Technicolor、Verizon Media、Brightline Interactive、Endeavour VR からのパネリストたちと共に参加しました。Main Street にある Fly Lounge で開催されたパネルでは、現実空間にある製品を 3D で表現するものから、Unity の AR 広告に似た、実験的なマーケティング活動・広告向けプラットフォームまで、XR が小売業に与える影響を検討しました。また、パネリストたちは、生産と流通の現実を深く掘り下げ、XRはまだ進行中の作業ではあるが、近い将来すべての小売計画とマーケティング活動の中心になると認識していました。

スピーカー

  • Sophia Moshasha:VR/AR Association DC 支部副支部長、兼 Brightline Interactive のディレクター
  • Amy Peck:EndeavorVR 社、XR ストラテジスト、キーノートスピーカー、Future Tech エバンジェリスト、相談役、CEO
  • Abra Potkin: Verizon 社、人材開拓・採用戦略責任者
  • Nicole Winnaman:WINNAMAN & ASSOCIATES 社創設者
  • Tony Parisi:Unity Technologies、AR/VR Ad Innovation 責任者
  • Marcie Jastrow:Technicolor 社、没入型メディア担当上席副社長兼 The Technicolor Experience Center 責任者

ストーリーテリングの未来

今年、過去に例のない没入型体験を発表した Made with Unity のクリエイターたちを通して見られるように、サンダンス映画祭はストーリーテリングの境界を拡大し続けています。Unity は、既存および将来のストーリーテラーがリスクを冒し、大胆になり、新しいことに挑戦していってほしいと願っています。Unity のサンダンス映画祭での活動とストーリーテリングの進化を紹介する体験の詳細については、ここをクリックしてください。