2024 Unity ゲーミングレポートによると、スタジオはその複雑さにもかかわらず、より多くのマルチプレイヤーゲームを開発しています。多くのプレイヤーが参加するゲームの開発は難しいことですが、Unity でマルチプレイヤーゲームを作るのはかつてないほど簡単になっています。本ブログでは、マルチプレイヤーの最新のデモやサンプル、テンプレートに慣れていただけるよう、リソースを厳選してまとめましたのでぜひ参照してください。
当社の高レベルネットワーキングライブラリであるNetCode for GameObjects (NGO) は、ネットワーキングのロジックを抽象化することで、マルチプレイヤーゲームの開発を簡素化します。これにより、複数のプレイヤーにネットワークセッションをまたいでゲームオブジェクトやワールドデータを効率的に管理し、送信できます。マルチプレイヤーゲームの開発を始めたばかりの方にとって、NGO は素晴らしい出発点となるでしょう。
「Hello World」 プロジェクト: この初心者向けのチュートリアルでは、初めてのネットワークゲームの土台を築くために、NGO を使用してプロジェクトをセットアップする方法を説明しています。
2D スペースシューティングゲーム: この魅力的なコードサンプルでは、Netcode、NetworkVariables、ObjectPooling を使用した物理演算、移動、ステータスエフェクトについて学ぶことができます。
Invaders: ゲームの流れ、一意の動きの仕組み、ネットワークで共有されたタイマーなどについての知見を深めることができます。
クライアント駆動型のサンプル: クライアント駆動型の動き、ネットワーク物理演算、オブジェクトスポーン、親子関係の変更などについて詳しく見ることができます。
動的 Addressables ネットワークプレハブサンプル: この高度なコードサンプルを使って、ランタイム時に新しいスポーン可能なプレハブを動的に追加する方法を学び取りましょう。
最後に、Unity Gaming Services(UGS)チームは最近、NGO とマルチプレイヤーサービスのドキュメントを更新しました。ご不明点があったりサポートが必要な場合、マルチプレイヤーフォーラムも活用してください。
より複雑なマルチプレイヤープロジェクトに挑む準備ができましたか? これらの上級者向けのデモやサンプルでは、Lobby、Vivox、Relay、Multiplay Hosting、DOTS/ECS などのサービスを統合した高度なマルチプレイヤーコンセプトを紹介しています。
小規模な対戦型マルチプレイヤーテンプレート: Netcode For GameObjectsと UGS を活用し、マルチプレイヤープロジェクトの制作および提供を行うための出発点です。このテンプレートには、さまざまなネットワークモード (ホスト、クライアント、サーバー) と動的設定を使って迅速なテストを実行できる Bootstrapper ツール、エディター内チュートリアル、イベント駆動型の基本的なゲームプレイフローが含まれています。
ゲームロビーサンプル: UGS の Lobby パッケージと Relay パッケージを使った、よくあるゲームロビー体験の作成方法を学び取ることができます。このロビーに接続すると、音声入力デバイスが利用可能である限り、Vivox Voice Chat も有効になります。
サーバーレスマルチプレイヤーゲームのサンプル: このサンプルでは、Lobby サービスのゲームロビーに参加、またはロビーを作成し、簡単なコイン収集アリーナゲームで対戦する方法を紹介しています。
Boss Room: Unity Netcode で作られた完全に機能するこの協力型マルチプレイヤー RPG は、同様のマルチプレイヤーゲームでよく見られる典型的なネットコードパターンを紹介することを目的とした教育用サンプルです。動画で学びたいという方は、こちらのウェビナーシリーズを参照してください。
Galactic Kittens: この 2D 協力型スペースアドベンチャーのゲームサンプルは、スプライトアニメーション、パーティクルエフェクト、基本的な 2D の動きを適用して同期させる方法を学べるように設計されています。
Photon Fusion を使ったバトルロイヤル: Unity の Game Server Hosting (Multiplay) オーケストレーションプラットフォームと Matchmaker で最高のパフォーマンスを生み出せるよう、Photon との協力のもと、新たなアセットをリリースしました。
Megacity Metro: これまでで最も強力なマルチプレイヤーデモであるMegacity Metroは、128 人以上のプレイヤーをサポートし、Unity Gaming Services や DOTS/ECS などの最新のマルチプレイヤーテクノロジーを活用しています。
Unity を活用している開発者やコンテンツクリエイターのコミュニティによって作られた動画はたくさんありますが、その中でも特に素晴らしいものをいくつかご紹介しましょう。
Tarodev 作「Unity オンラインマルチプレイヤーの手引き」: インストールから補間、そしてサーバー権限に至るまでを網羅した、Tarodev 氏による NGO の素晴らしい入門動画です。
Code Monkey 作「無料でマルチプレイヤーを学ぼう」: 私たちの友人 Code Monkey による、NGO と UGS のその他のツールを使用して Unity でマルチプレイヤーゲームを構築する方法についての良質なガイドです。
Turbo 作「Netcode for Entities」コース: ここで Turbo 氏の動画を紹介しない手はないでしょう。このコースでは、マルチプレイヤーの MOBA スタイルの対戦ゲームの作り方を案内しています。
経験豊富なマルチプレイヤー開発者で、高度なパフォーマンスと決定論を必要とする大きなアイデアがある方は、DOTS や ECS がゲームの適切なベースになるかもしれません。
オブジェクト指向からデータ指向の設計アプローチへの移行は、熟練したプログラマーにとっても大変な場合があります。こちらのリーディングリストでは、Unity でデータ指向のデザインを始めるのに役立つ資料をまとめています。
今年の GDC ではUnity 6 のマルチプレイヤーロードマップを発表しました。Multiplayer Play Mode、分散型の権限、よりシンプルな Multiplayer Services SDK などの提供に向けた取り組みを行っています。ロードマップをチェックしてお気に入りの機能に投票したり、マルチプレイヤーフォーラムで会話に加わったりしてください。
Is this article helpful for you?
Thank you for your feedback!