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Unity Mars:インテリジェント AR のための世界初のソリューション

2020年6月8日 カテゴリ: Engine & platform | 6 分 で読めます
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Unity Mars は、すべての拡張現実(AR)クリエイターに、物理的な空間に反応し、かつ位置認識機能を備えた AR 体験をユーザーに届けるという目的に特化したツールと、そのために合理化されたワークフローを提供します。  

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Unity Mars は、実世界の環境とセンサーデータをクリエイティブなワークフローに取り込む世界初のオーサリングソリューションです。つまり、コンテクストを認識し、物理的な空間に反応する混合現実および拡張現実の体験を素早く構築することができます。また、どのような場所でも、どのような種類のデータでも動作します。 Unity では最初から、変数の定義、シナリオのテスト、現実世界とインテリジェントにやり取りする AR 体験の提供という、AR 開発サイクル全体で最も一般的な問題点を解決できるように、Unity Mars を設計しました。

1.「変数が無限にある」問題の解決

AR アプリは実世界での使用を想定して作られていますが、アプリを使用する際にユーザーが遭遇する可能性のあるすべての変数を手動で定義することは、不可能ではないにしても非常に難しいことで知られています。どのような物理的なオブジェクトが環境にあり、それはどこにあるのか、ユーザーはどのように携帯電話を持つのか、座っているのか立っているのか、このような事柄がすべて変数となります。 また、ユーザーがアプリを使用する物理的な場所を正確に知っていたとしても、部屋の内装は変わることがありますし、考慮すべき人的要因も多数あります。Unity Mars は AR オーサリングツールとしてユニークで、これらの変数をすべて考慮することができます。また、プロトタイピングの段階を素早く終わらせることが出来る視覚的なワークフローも提供してくれます。ここで要求されるコーディングの量はほんのわずかです。

プロキシベースのワークフロー

アプリを構築するにあたり、まずは実世界のオブジェクトを表すプロキシから始めます。フレームワークを用意して、プロキシに条件とアクションを設定し、アプリがどのように反応するかを指示します。

「ファジーな」オーサリング

「ファジーな」オーサリングのために提供された視覚的な補助機能により、細かい値をコーディングするのではなく、実世界の物体を測量して得た最小値と最大値を定義することができます。

WYSIWYG オーサリング

Simulation ビューを使用すると、現実世界で実行されるのと同じようにアプリを視覚化することができます。コーディングをしなくても、コンテンツをビューに直接ドラッグするだけで、Unity Mars が適切なプロキシと条件を作成します。

カスタマイズ可能なビルディングブロック

作業を開始しやすくするために、使用頻度の高い AR のユースケースをカバーしたスターターテンプレートをご用意しました。これには屋内外のすべての環境テンプレートで動作するトレーニングチュートリアルアプリケーションが含まれています。また、テンプレートは今後も順次追加していく予定です。

2. アプリのテストにかかる時間を大幅に短縮

AR アプリを作ったことがある人なら、多種多様なデバイスと多数の場所でテストすることがいかに難しいかを知っているはずです。イベントスペースのような特定の場所を想定していても、人混みや天候などの変数を考慮すると、事前に徹底的にテストできないかもしれません。つまり、ありとあらゆるユーザーの現実での振る舞いを想定して AR アプリをテストすることは不可能なのです。時間と空間の法則を曲げることはできないので、私たちは次善の策として、Unity Mars から離れることなく AR 体験を完全にテストできる機能を提供しました。

オーサリング環境での完全なテスト

Simulation ビューには、データをシミュレートする環境テンプレートが用意されているので、屋内外のさまざまな部屋やスペースで AR 体験をテストすることができます。つまり、実際のデータを手元に用意したり、動作させたい場所で体験を物理的にテストしたりする必要はありません。また、独自のシミュレーション環境をモデル化したり、フォトグラメトリによるスキャンデータを使用したりすることもできます。

3. デジタルコンテンツが物理的な世界に信頼できる形で反応することを保証

Unity Mars のオーサリング環境で AR 体験を構築してテストしたら、いつ・どこでエンドユーザーが AR 体験に触れてもインテリジェントに反応することを確認する必要があります。Unity Mars では、ランタイムのロジックが現実世界にレスポンシブに適応することでこれを可能にします。このことは物理的なオブジェクトがどこにあるかを「理解」しなければならないトレーニングアプリや遠隔誘導アプリにとって特に重要です。

物理的な世界にインテリジェントに反応

アプリでは、表面、画像、ボディトラッキング(近日公開予定)など、あらゆるタイプの実世界のデータを使用できます。常時動作するクエリシステムは、ユーザーの周囲の環境に基づいて、アプリにコンテキストに適した動作を指示します。 AR アプリ開発の各フェーズにおける最も困難な課題に対処することで、Unity Mars は、クリエイターにエンドユーザーの期待に応える AR 体験、すなわち現実にそこにあるように見え、かつ現実世界にきちんと反応する AR 体験を作り上げることを可能にします。

Unity Mars のアーリーアダプター

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Unity Mars を開発している間、私たちは文字通りこの新しいテクノロジーを手に入れたいと考えている多くの革新的なスタジオと関わってきました。その 1 つが、最先端の AR と VR 体験で知られるイギリスの有力スタジオ Sugar Creative です。 ISugar Creative は、Dr. Seuss Enterprises とのパートナーシップのもと、Unity Mars を使用して、ドクター・スースのキャラクターに命を吹き込むことで、子供たちの読書学習を促進するアプリ「Dr. Seuss's ABC AR」を制作しました。Sugar Creative のリードクリエイティブ兼スタジオマネージャーである Will Humphrey 氏は次のように語っています。「Unity Mars は、真にダイナミックな体験を可能にすることで、没入型体験の可能性をシフトさせ、新しい地平を実現するためのツールキットでした。簡単に言えば、Unity Mars は AR にインテリジェンスを与えたのです。」 Unity Mars の初期バージョンを使用している他の開発者は、自動車ショールーム向けの販売・マーケティング体験や、工場で働く人向けのトレーニングアプリケーションなど、様々な AR アプリケーションを作成しています。ユースケースに関わらず、Unity Mars がよりクリエイティブな自由と柔軟性を与えることで、次世代の AR コンテンツの先駆けとなっていることは、開発者全員が認めています。

独自のレスポンシブ AR 体験を始めよう

上記で説明した機能や利点に加え、Unity Mars は、Auggie Award を受賞した winning AR Foundation フレームワークを活用して、Unity で一度エクスペリエンスを構築すれば、さまざまなモバイルおよびウェアラブル AR デバイスにデプロイすることができるようになっています。 このオーサリングワークフローは、AR 体験の作成方法を根本的に変えるだけでなく、提供する体験の品質を向上させます。 Unity MARS は 45 日間無料でお試しいただけます。  

無料でお試しください

Unity Mars の詳細に関心がある方へ

Unity Mars のページにアクセスして、今後開催されるウェビナーにご登録ください。日本時間の 6 月 18 日午前 2 時(6 月 17 日 26 時)には「Getting Started with Unity Mars」(Unity Mars 入門)、同じく日本時間の 7 月 3 日午前 1 時(7 月 2 日 25 時)には「AMA with the Unity Mars Dev Team」(MARS 開発チームとの質疑応答セッション)が開催されます。

2020年6月8日 カテゴリ: Engine & platform | 6 分 で読めます

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