visionOS ベータ版プログラムを通じての数か月にわたる開発者とのコラボレーションを経て、Unity Pro、Enterprise、Industry をご契約されている方全員に visionOS の公式サポートがご利用いただけるようになったことをここにお知らせいたします。Unity の使い慣れたオーサリングワークフロー、堅牢な XR ツール、クロスプラットフォーム対応を活用して、Apple Vision Pro でまったく新しいエコシステム向けの没入型空間体験を創造できるようになりました。ご利用を始めていただく皆様にお役立ていただける、公式サポートチャンネルやサクセスプランもご用意しております。
世界中の何千人もの開発者が当社のベータプログラムに参加し、私たちのエンジニアリングチームと密接に協力して知識を惜しみなく共有しながら、空間コンピューティングの新時代を目指すコミュニティの構築を図っています。このプログラムには幅広い分野の開発者から関心をお寄せいただきました。そうした開発者の方の多くは、初めて空間体験を作ってみようとしている方でした。
Unity が visionOS をサポートすることで、主に 3 種類の空間体験を実現することができます:
皆さんは、Apple Vision Pro で可能になる新しい体験について知りたいと思っていることでしょう。Unity の visionOS ベータプログラムに参加した開発者たちの革新的な作品を見てみましょう。
独特の雰囲気をまとう幾何学的なパズルゲーム『LEGO® Builder’s Journey 』を生み出した、創造性あふれるチームである Light Brick Studio にとって、Unity の visionOS サポートは、Apple Vision Pro の強力な機能を活用した空間体験を創造する機会を与えてくれるものでした。
『LEGO® Builder’s Journey 』のテクニカルリードを務める Mikkel Fredborg 氏は次のように語っています。「Apple Vision Pro 向けの『LEGO® Builder’s Journey』の制作では、まったく新しいタイプのインタラクションとレンダリングのパラダイムを扱うという、非常に素晴らしい経験をしました。Unity は、よく知られたワークフローをまったく新しいタイプのシステムに導入する際に、役立つサポートを提供してくれました。visionOS サポートのおかげで、Apple Vision Pro をユニークなプラットフォームにならしめている多くの機能を利用することができました。本当にやってみなければ、すべてがどのように変わるかを理解できません」。
Play to Device と呼ばれる新機能により、Shared Space 向けの没入型アプリケーションの開発が非常に効率化されました。開発者は Unity エディターを離れることなく、visionOS シミュレーターまたは Apple Vision Pro 上でコンテンツをライブプレビューできます。
Unity の visionOS サポートにより、開発者は、Time 誌の 2022 年「Best Inventions」の 1 つに選ばれ、高い評価を受けている XR ウェルネスプラットフォーム TRIPP のような、完全没入型の体験をプラットフォームに導入することも可能になりました。
TRIPP の CEO である Nanea Reeves 氏は、「Unity プラットフォームでアプリケーションを構築することで、AI を搭載したモバイル向け新機能の立ち上げから、Apple Vision Pro での美しい没入型ウェルネス体験まで、複数のプラットフォームでサービスを拡張する基盤ができました」と述べています。「Unity チームから受けたサポートは、常に期待以上のものでした。」
豊富な VR 機能と使い慣れたオーサリングワークフローに加え、完全没入型 VR を開発している開発者は、素晴らしいパフォーマンスとビジュアル品質を発揮する Foveated レンダリングや MSAA などのデバイス固有の機能にアクセスできます。
iOS(または iOS 対応)アプリを visionOS に移行するために、シンプルなワンクリックのソリューションを用意しました。これは、ユーザーがウィンドウアプリケーションとして Shared Space に既存のコンテンツを取り入れるのに役立ちます。
Unity が visionOS を正式にサポートすることで、開発者は多くのサポートオプションを利用できるようになります:
また、Unity の visionOS 開発のためのディスカッションスペースで、コミュニティとつながったり、知見を共有したり、コミュニティのサポートを求めたりすることができます。また、ロードマップで今後搭載予定の機能をご覧いただくこともできます。
Unity を使って Apple Vision Pro 向けの空間アプリケーションを開発するのは簡単なプロセスです:
スタートガイドを確認し、Unite 2023 の最新のウォークスルーで、実際の Unity visionOS サポートを活用例もご覧ください。Unity Personal をお使いの場合は、Unity Pro の 30 日間無料トライアル(規約が適用されます)でこれらの機能をチェックできます。
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